POV-Rayではカメラや物体の位置を定義するために3次元座標系を用いている。POV-Rayの3次元座標系を示す。
POV-Rayは、シーンファイルとよばれるプログラムを記述することによってモデリングを行なう。 シーンファイルとそのレンダリング結果を示す。
基本図形をプリミティブ(Primitive object)といい、これらを組み合わせることによりさまざまな図形を表現できる。
シーンファイルの最初にインクルードファイル(shapes.inc)を記述する。
主な光源として点光源とスポットライトがあります。
色を指定して物体の表面に色を付ける場合は、シーンファイルにはインクルードファイル(colors.inc)を記述する。
物体の表面に模様や形状を貼り付けることをマッピングという。 主なマッピングにテクスチャマッピングとバンプマッピングがある。
光源の位置や物体の表面が向く方向などから、物体の表面の明るさを表現することを陰影付け(シューディング)という。
陰影は、拡散反射光、鏡面反射光および環境光を合計することにより決定される。
背景・大気効果を用いることにより、より本物らしい空間を表現することができる。 大気効果には、背景色や空などがある。
シーンファイルに座標変換命令を記述することにより、物体の平行移動、回転、拡大、縮小ができる。
立体の演算をCGS(Construcive Solid Geometry)表現により行うことができる。
POV-Rayにおける便利な構文に、繰り返し構文(#while〜#end)がある。
図形を連続して表現することなどに利用される。標準的な繰り返し構文は次のようになる。
繰り返す部分に変数を加えたり乗じたりして制御する。