POV-Rayについて ⇒ インクルードファイル・カメラ・光源・物体


インクルードファイル・カメラ・光源・物体を使用する

インクルードファイル・カメラ・光源・物体

POV-Rayは、シーンファイルとよばれるプログラムを記述することによってモデリングを行なう。
シーンファイルとそのレンダリング結果を示す。


  #include "colors.inc"
  #include "shapes.inc"

  camera{
     location<3,3,-10>
     look_at<0,0,0>
     angle 30
  }

  light_source{<-3,5,-5> color White}

  object{
     sphere{<0,0,0>,1}
     pigment{color Orange}
  }

  object{
     Plane_XZ
     pigment{color White}
     translate<0,-1,0>
  }




シーンファイルは次の4つの部分から構成されている。

インクルードファイル

インクルードファイルはあらかじめ用意されている素材集である。この素材集を利用して図形や色などの描写を行なう。
なお、次の2つは色の素材と基本形状の素材であり、必要な場合が多いので常に記述しておくとよい。


  #include "colors.inc"


  #include "shapes.inc"


カメラ

カメラを置く位置(location),カメラを向ける方向(look_at),カメラの視野(angle)を設定する。
また、それぞれの数値は座標を表す。


  camera{
     location<3,3,-10>
     look_at<0,0,0>
     angle 30
  }


光源

光源の位置と色を設定する。


  light_source{<-3,5,-5> color White}


物体

図形や背景を設定する。


  object{
     sphere{<0,0,0>,1}
     pigment{color Orange}
  }

  object{
     Plane_XZ
     pigment{color White}
     translate<0,-1,0>
  }


カメラ、光源、物体の位置関係は、次のようになる。





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