POV-Rayについて ⇒ 陰影付け


陰影付けを使用する

陰影付け

光源の位置や物体の表面が向く方向などから、物体の表面の明るさを表現することを陰影付け(シューティング)という。
陰影は拡散反射光、鏡面反射光および環境光を合計することにより決定される。


拡散反射光

拡散反射光は物体の表面でどの方向にも均等に反射する光である。
反射割合は0から1までの数値で指定し、数値が大きいほど反射する光が強くなる。


  finish{diffuse 反射割合}


鏡面反射光

鏡面反射光は物体の表面が滑らかな部分で反射する光。鏡面反射では物体の一部にハイライトが生じる。
ハイライトの強度は0から1までの数値で指定し、数値が大きいほどハイライトが強くなる。


  finish{phong ハイライトの強度}


環境光

環境光は物体により相互反射した光である。環境光の強度は0から1までの数値で指定し、数値が大きいほど光が強くなる。


  finish{ambient 環境光の強度}


シーンファイルのobject部分を書き換えてレンダリングを行なうと次のようになる。


  object{
     sphere{<0,0,0>,1}
     pigment{color Orange}
     finish{diffuse 0.8}
     finish{ambient 0.4}
  }





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