▼卒論研究の方法 |
卒論研究のスケジュール |
卒論研究のテーマ・対象の例 |
卒論研究テーマ発表会の要領 |
卒論研究テーマ発表会の例示 |
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卒論研究の方法 |
シラバスに示すとおり、伊藤ゼミは、「@映像メディアリテラシーの習熟」と、 「A映像メディアのパブリックポリシーの研究」、という2つのテーマを掲げています。
具体的には、@は「卒業制作」、すなわち実際に映像作品を制作することで 映像表現能力を体得することであり、Aは「卒論研究」、すなわち論文の執筆です。
「@卒業制作」は、主として3年生の前期から夏季休業中にかけて、ゼミ内に幾 つかのグループを設けて作品を作り、これを秋の学園祭(翔風祭)で発表するものです。 このプロジェクトは、ゼミ活動であるとともに、“学生自主制作グループITO”の 自主的な活動として実施されるもので、当ゼミの特徴的なあり方となっています。 このような制作活動は、翔風祭発表以後も、学生の自主的な自由創作活動として継続されます。
「A卒論研究」が、一般的な意味での「卒論」の執筆であり、映像メディアをどの ように用いれば、社会を豊かで幸福なものにすることに貢献できるかとの観点から、 その諸相についての調査・分析・研究・論文執筆等を行うものです。
「卒論研究」のテーマの対象は多岐にわたりますが、 映像メディアの多様な利用の実態、その効果と影響、 映像情報の保存と管理、データベースやライブラリーの構築と活用法、映像情報と文献情報 とのリンケージ、映像文化・産業の育成のための各種施策、高等教育における映像教育法、 障害を持つ人々への支援のための映像利用、映像による社会的合意形成手法の開発、 ネットワーク上のコラボレーションによる映像コンテンツの制作、その他、 映像メディアと社会的な関係性の諸相についての研究、ならびに映像表現技術・技法に関する 研究などを行うものです。具体的には、 「卒論研究のテーマ・対象の例」もご参照ください。
卒論研究のおおまかなスケジュールとしては、3年生の前期中から、セミナー形式で幾つかの 研究テーマについて検討・考案し、各自の関心領域についての文献や映像資料について 収集・分析(鑑賞)等を開始してもらいます。 各自は夏季休業中にこれを継続し、後期授業開始後からは、個別指導形式でさらにテーマ の絞りこみを行います。 学園祭における映像作品の発表以後は、各自が本格的なテーマの決定と、関連資料等の収集 ・分析を行って、自分がどのような観点からそのテーマに取り組んでいるのかをについての レジュメ(要点をまとめたペーパー)を作成して、3年生の最終ゼミの時間には全員による 「卒論研究テーマ発表会」を行って3年次の活動を締めくくります。 この「卒論テーマ発表会(3年次の1月頃)」の要領は、 「卒論研究テーマ発表会の要領」を、 そのレジュメや講演原稿の具体例は、「卒論研究テーマ発表会の例示」を参照してください。
4年生以降は、自主的な映像作品の制作活動のほかは、個別指導をベースとし、 各自のテーマを追及して論文執筆にとりかかります。 4年生の夏季休業中には全体の論文執筆を終了し、その後期授業開始後にさらに指導を受けて 10月中には論文を完成させます。この内容について、その秋の翔風祭でパネルにまとめて展示発表を 行います。そして、このパネルも用いて、学園祭終了後には「卒論発表会」を行い、論文完成 となります。なお、このような「発表会」は、フォーマルな着装で講演することを含めた、 プレゼンテーション能力向上のための訓練として重要なものであって、 就職指導の一環としても位置付けています。 以上のような「卒論研究」のおおまかな日程は、 「卒論研究のスケジュール」をご参照ください。
論文の原文は学科指定のファイルに綴って、指定の締切日(おおむね12月第1週)までに教務課 に提出しなくてはなりません。 また原稿のテキストデータ、上記の「発表パネル」ならびに、内容の全文または一部について、 HTML化したデータ(インターネット・ホームページとしたデータ)を伊藤に提出してもらいます。 添付の映像資料(ビデオテープ)等があれば、これも同様です。 各自の卒業論文は大学に保存し、ホームページは伊藤ゼミのサイトにおいて公表されます。
以上のように、伊藤ゼミにおいては、「映像作品の創作活動」と「卒業論文の執筆」という 2つの課題をクリアすることによって卒業演習の単位が認定される(つまり卒業要件を満たす) ことになります。すなわち、「作品の創作活動」として認定するには、3年次の夏季のロケ合宿に 参加し、これを翔風祭に発表することが必須となります。 そして、「卒業論文の執筆」については、論文本体の教務課への提出だけでなく、上記のような 「卒論テーマ発表会(3年次の1月頃)」「翔風祭でのパネル展示(4年次の11月)」「卒論発表会 (4年次の11月)」の各発表活動を、定められた方法で行うとともに、原稿データや HTMLデータ、その他の添付資料を全て提出することによって、評価の対象となります。
なお、これまでのゼミ在籍者の卒論研究テーマ・内容・現在の個別指導の状況等については、 「卒論研究archives」を参照してください。