Webページを書く場合には、既におこなったようにディレクトリ~/public_html
内にある必須ファイルindex.html
に自分の書いたWebページの総目次を(箇条書きが分かりやすい)書いて、それぞれの項目から別に用意してあるWebページにリンクを張るようすることを原則とする。
Webページのファイル群をどのような構成とするかは、効果的なWebページを書くための根本問題にかかわる。 最初から、ページ構成については常に留意すること。 詳細は『インターネット時代のコンピュータリテラシー』7章5節を参照のこと。
いままでの演習にしたがって作業していれば、既にディレクトリ~/public_html
内に次のHTMLファイルがあるはずである。
Webページの作成では、HTMLファイル~/public_html/index.html
を作成したHTMLファイル群への目次として利用し、それらのWebページへのリンクを張っておくのを原則とする。
演習では、ファイル~/public_html/index.html
から、他の3(または4)つのファイル~/public_html/{town.html | hobby.html | dream.html}
が参照できるように、次のようにしてリンクを張ってきた。
EUC-JP
SHIFT_JIS
ISO-2022-JP
SHIFT_JIS
ではアンダーバー _
であり、ハイフン-
ではないことに注意。
┏━━━━━━━━━ ~/public_html/index.html ━━━━━━━━━━━━━━━ <html lang="ja"> <head> <title>情報太郎のページ</title> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=EUC-JP"> <meta name="author" content="Joho Taro"> </head> <body> <a href="http://www.edu.tuis.ac.jp/">東京情報大学教育サーバ</A> <h1>情報太郎のホームページ</h1> <img src="image/myphoto.jpg" alt="My Photo"> <ul> <li><a href="town.html">私の住んでいる町</a></li> <li><a href="hobby.html"> 熱中している趣味</a></li> <li><a href="dteam.html">私の将来の夢</a></li> <li><a href="recommend.html">お勧め情報のページ</a></li> </ul> <hr> <address> 情報太郎 s02987jt@edu.tuis.ac.jp<br> 東京情報大学 情報システム学科1年 </address> </body> </html>
演習:これをWebブラウザでみるとどうなるかを再度詳しく観察せよ。 とくに、
ここで使われているHTMLの構文は、単純箇条書とその箇条項目の部分に、ディレクトリ~/public_html
内に別のファイル群
[リンクの基本構文] 参照ページ:Webページのリンク
<a href="URL">文字列</a>タグ
<a href ....>
で始まりタグ</a>
で閉じていることに注意せよ。
URLは2重引用符記号 "
で囲まれており、リンク先である目的ファイルがリンクを記述しているファイルと同じディレクトリ~/public_html
にあるときには、そこまでのディレクトリパスを指定する。
[単純箇条書きの構文] 参照ページ:単純箇条書き
<ul> <li>項目1</li> ... ... <li>項目N</li> </ul>
項目1から項目Nを順序をつけない場合(項目の順番を入れ替えても意味が失われない場合)の箇条書きである『単純箇条書き』として表示するためのHTML書式である。 Webページを書く場合、できるだけ簡素に読者にその内容を使えることのできる箇条書きをうまく利用するのがコツである。
目次
一方、上のようにindex.html
からリンクされたファイル--たとえば town.html
では、原則として次のようにしてリンクしてきたファイルへのリンクを書いておく。
┏━━━━━━━━━━━ ~/public_html/town.html ━━━━━━━━━━━━━
<html lang="ja">
<head>
<title>私の住んでいる町</title>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=EUC-JP">
<meta name="author" content="Joho Taro">
</head>
<body>
<a href="http://www.edu.tuis.ac.jp/">東京情報大学教育サーバ</a><br>
<a href="../index.html">情報太郎のホーム</a>
<P>
<h1>私の住んでいる町</h1>
...............
..............
<hr>
<address>
情報太郎 s01987jt@edu.tuis.ac.jp<br>
東京情報大学 情報システム学科1年
</address>
</body>
</html>
ここで重要なことは次の3点である。
ディレクトリ~/public_html
内にある自分で作成したWebページ同士をリンクするには、上の例にあるように、次のように書けばよい:HREFはHyper REFerenceと覚えるとよい。
<a href="リンク先ファイルへの相対ディレクトリパス">アンカー文字列</a>
Webページ群が左のディレクトリ構成をなしているとする。
このとき、リンク先のファイルへの相対ディレクトリパスとは次のようになる。
ファイル~/public_html/index.html
からファイル~/public_html/profile.html
へリンクするには
<a href="profile.html">自己紹介</a>
のように書く。
また、ファイル~/public_html/profile.html
からファイル~/public_html/movie/action.html
にリンクするには
<a href="movie/action.html">アクション映画</a>
のように書く。
逆に、ファイル~/public_html/movie/action.html
からファイル~/public_html/index.html
へリンクを張るには
<a href="../index.html">ホームページ</a>へ戻る
というように、親ディレクトリに戻ることで目的のファイルを指定することに注意する。
自分で作成したWebページではなく、自分以外のWebページへネットワークを経由してリンクを張ることをハイパーリンクという。 ハイパーリンクするときもURLに注意するだけでローカルリンクと同様である:
<a href="相手先ページのURL">アンカー文字列</a>
http://
は情報を取り寄せるプロトコルがHTTP(hyper text transfer protocol)であることを示し、www.hanasaka.ac.jp
がWebサーバー(マシン)の位置を表している。
<a href="http://www.hanasaka.ac.jp/">花咲大学のホームページ</a>
学内の友人のページリンクを張る場合のように、同じWebサーバーの管理のもとにおかれているユーザーe02897utの作成したトップページにハイパーリンクするには、次のようにURLの指定においてサーバー場所を省略することができる。
<a href="/~e02897ut/restaurant.html">千葉近郊のレストラン案内</a>は便利
トップページ以外に、次の要件を満たす6ページ以上のWebページ(6つ以上のHTMLファイルを作成して互いにリンク)を作成する。
[Webページの条件]
[Webページの内容]