Pov-Rayについて

基本構造
 Pov-Rayは、シーンファイルといわれるプログラムを記述することで物体を生成します。
 シーンファイルはインクルード(ファイル)、カメラ、光源、物体によって構成されています。
 また、座標は X軸(横), Y軸(縦), Z軸(奥行)に値を入れることで設定することができます。
 下記に座標軸の図を表します。


インクルードファイル
 インクルードファイルは予め用意されている素材集のことです。
 最初に記述することで図形や色などを生成します。下記の2つは基本的な素材なので常に記述します。
 色( #include "colors.inc" )、図形( #include "shapes.inc" )

・色に対するインクルード
  #include "colors.inc"
・図形に対するインクルード
  #include "shapes.inc"

 この他にも様々なインクルードファイルがあります。

カメラ
 物体を見る視点のことです。
 構成はカメラの位置( location )、向ける方向( look_at )、視野( angle )となっています。
 記述すると下記のようになります。  

 *カメラの位置をよく考えないと物体の座標がわからなくなってしまうので注意が必要です。

 物体にあたる光の設定ファイルです。  詳しくは光源のページで説明します。


物体
 図形や背景などを生成するためのものです。
 この( object )がないと表示されません。色の頭文字は必ず大文字にしてください。



 シーンファイルを全て書くと下記のようになります。


 図に表わすと下記のような配置になります。 注)カメラなどの座標は上部と違います。
 この図では,物体は原点<0,0,0>カメラは<3,3,-10>に、光源は<-3,5,-5>の位置となります。

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