1993年11月5日 於:アルカディア市ヶ谷 ブレインテック
第8回ユーザー研修会講演会における講演の記録
それでも私たちはイメージをもとめている
[講演] 伊藤敏朗
[レジュメ]
1.映像コミュニケーション概論
○ビジュアル・パワー 〜映像コミュニケーションの特性
○メディアと認知形成 〜巧妙さと複雑さが増大する現代のメディア
○メディア・リテラシーの重要性 〜求められる洞察力と主体性
2.イメージへのアクセス
○映像データベースのアクセスの手法を考える
・分類による/ことばによる/映像そのものによる/これらの組み合わせによる
○事例研究
・ICONCLASS
・MY−HIT
・NHKデータ情報部
・金沢工業大学ライブラリーセンター
・放送教育開発センター・映像音響データベース
・ドライビールのマインドシェア戦略
・マルチメディアソフト・文京文学館
3.マルチメディア時代の図書館員考
○すべてのメディアはハイパーメディアを目指す?
・マルチメディア・ツールへの期待と疑問
○ヘンリー・クレイ・フォルジャーの情熱に学ぶ
・知的貪欲さこそ情報行動の源であり、それはもともとマルチメディア的なもの
○図書館員は“マルチメディア文化”の担い手になれるだろうか?
・メディアの送り手と受け手のよき触媒としての意識的な参画が求められている
○イメージ分裂の時代に求められるマルチ(統合的)人間像/自分像
・放っておけば拡散し消滅してしまう知識・文化・イメージをつなぎとめ、新たな
知識ベースに再構築するためのマルチメディア時代の図書館の役割
自分像を求めつづける人々を支援するナレッジ・マネージメント・センターへ
参考文献
伊藤敏朗:論作文Indexにもどる
itoh@iic.tuis.ac.jp
