東京情報大学 伊藤ゼミナール主催
千葉県学生映像シンポジウム2004

「千葉県学生映像シンポジウム2004」は多数の皆様のご来場のもと無事終了しました. ご協力くださいました方々に深く御礼申し上げます. 写真左:舞台挨拶する『さよならサクラFM』のスタッフ. 写真右:パネルディスカッションの模様.
読売新聞で紹介されました | 朝日新聞で紹介されました
うえだ城下町映画祭大賞受賞、千葉テレビ放映など、おおきな反響を呼んだ伊藤ゼミ作品『さよならサクラFM』。本作を制作した学生たちがその成果をご報告させていただくとともに、県下で映像を学ぶ大学生たちの交流・親睦の契機となることを目的として、『千葉県学生映像シンポジウム2004』を開催いたします。 映像に関心を持つみなさまに広く公開して実施いたしますので、どうぞご来場ください。
期日: 2004年3月4日(木)開場9:30 上映開始10:00(終了13時15分)
会場: ワーナー・マイカル・シネマズ市川妙典
東西線妙典駅下車歩1分SATY市川妙典内 市川市妙典4-1-1 TEL047-356-0201
会場アクセスhttp://www.warnermycal.com/ichikawa/info.html


映像作品上映:

10:03〜 学生自主制作映画/東京情報大学
『エレベーター』
総監督:今井広一 東京情報大学ビデオ制作演習W演習作品
エレベーターをテーマに作られた短編オムニバス作品。エレベーターの重量制限が誤作動する『OVER』、密室での二人の奇妙な関係を描いた『GOTO』、そして人の力で動くエレベーターの『JINRIKI』。3本のエピソードの微妙な間の演出をお楽しみ下さい。(12分)
第1話『OVER』出演:武田伸也,田村貴之 (演出:武田伸也)
第2話『GOTO』出演:串形茂,田村貴之 (演出:串形茂)
第3話『JINRIKI』出演:田村貴之,川邊将司,大木重和ほか (演出:田村貴之)
10:18〜 学生自主制作映画/千葉大学
『梅風』
監督:高野真純 千葉大学シネマウント・フィルム・パーティー作品
のらりくらり、流されるように生きているプータローのエッコ。バイトもせずに部屋でゴロゴロ、気楽にブラブラ、暇を持て余す日々。なのにどこかトンガっているところがあって……。そんな今どきの女の子に、転機は訪れるのでしょうか?ダメ少女の日常物語。(15分)
出演:田澤紘子,谷佳代子,渡辺菜美,小島優輝,瀧田強志,伊東幸代



10:35〜 地域における映像制作活動/東京情報大学・城西国際大学
佐倉まちづくりメディア事業
コーディネーター:中村正明 概-NET
千葉県佐倉地区商店会連合会が、地域活性化と情報発信を目的に展開している「佐倉まちづくりメディア事業」の一環として、地元商店街を紹介する映像を、東京情報大学と城西国際大学の学生達が制作し、マスコミにもとりあげられるなど、話題を集めている。 学生たちの映像作品は、京成佐倉駅北口のミレニアムセンターの2階に設置された42インチのプラズマディスプレイで放映されている。城下町佐倉の土産品や年末年始の商店会イベントなどの情報とともに、学生の目から見た各商店の魅力を映像で紹介するもの。 商店会側からの要望を、学生側も「貴重な体験になる」と応諾してはじまった同事業は、映像制作をつうじて大学と映像を結ぶ貴重な試みとして注目されている。
10:45〜 地域における映像制作活動/江戸川大学
『フイッチからスタイルへ 〜カメラが繋いだぼくらと社会〜
監督:與座 彩乃 江戸川大学社会学部マス・コミュニケーション学科
所属サークル:RT放送部・ミクロ☆フィッチ,グンニグルプロジェクト,S-tribe,hemo^style
高校で放送部だった私は、大学に入ってしばらくはサークルで自主制作映画を作っていました。しかしそういった活動に限界を感じていたときに、大学の近隣である柏市のCMコンテストの存在を知り、初めて地域をテーマにした作品を作りました。そこでの紆余曲折を乗り越えて獲得したグランプリが実は私のスタートラインでした。作品という成果だけでなく、そのプロセスで悩み、共に考えることの意義を知ることが出来ました。 今日はそんな私の活動として、次の作品をご覧いただきます。
1)柏CMコンテストグランプリ受賞作品「柏がいいね」
2)大学紹介CM集
3)NPO支援センターちばとの共同事業による「style」

11:00〜 学生自主制作映画/東京情報大学
『さよならサクラFM』
監督:増田有記 東京情報大学伊藤ゼミ
とある潰れかけのローカルFM局。社長が立ち上げる企画はいつも失敗。新企画のアイドル発掘も悲惨な結果をむかえ、ついに会社は倒産の局面をむかえる。やけ酒にひたる局員たち。しかし、その夜露見した社長のスキャンダルをめぐって、彼らは最後の巻き返しに動き出す・・・。 伊藤ゼミが総力を挙げてお贈りする本格派ハートフルコメディ『さよならサクラFM』。うえだ城下町映画祭自主制作映画コンテスト大賞受賞、千葉テレビ放送にてノーカット放映の快挙に輝いた傑作青春コメディ。(58分)
出演:間瀬夢子,島津良太,青木早苗,渡辺匡崇ほか
原作:神村尚之/監修:伊藤敏朗/撮影:川口日出樹

12:00〜 
『メイキング・オブ・さよならサクラFM』
監督:鈴木佑典 東京情報大学伊藤ゼミ
映画『さよならサクラFM』は、どのように作られたか。本格的にカメラに触れるのも、演じるのも初めてという学生達の汗と涙の製作風景。シナリオ会議、衣装あわせ、炊き出し、セット製作、そして撮影などの模様を忠実に記録したメイキング映像。(17分)
撮影・監督:鈴木佑典/編集:鈴木佑典,伊藤敏朗




タイムテーブル: 総合司会:佐藤大介(東京情報大学)

 10時〜11時 学生映像作品上映
   10:03〜 学生自主映画/東京情報大学作品『エレベーター』
   10:18〜 学生自主映画/千葉大学シネマウント・フィルム・パーティ作品『梅風』
   10:35〜 地域における映像制作活動/城西国際大学・東京情報大学『佐倉まちづくりメディア事業』
   10:45〜 地域における映像制作活動/江戸川大学

 11時〜12時 学生自主映画/東京情報大学作品『さよならサクラFM』本編上映(60分)
 12時〜12時30分 『メイキング・オブ・さよならサクラFM』上映&スタッフ・キャスト挨拶(30分)

 12時30分〜13時15分 パネルディスカッション(45分)
   “私たちが映像メディアで学べること・できること”
  〜東京情報大学・江戸川大学・千葉大学・城西国際大学の学生・教員によるパネルディスカッション〜
  司会:伊藤敏朗(東京情報大学)

いま、“メディア・リテラシー”の必要性が大きく注目されています。情報が洪水のように流されている現代において、メディアといかに能動的・創造的に関わっていく力を身につけていくかが、問われているのです。映像メディアは幅広い層に訴えるコミュニケーション手段として魅力的なものですが、それを理解するには、自分たちで映像表現を実践してみることが活路になります。メディアを使った自己表現能力がたかまり、あるいはチームとして仲間と協力しながら制作活動をおこなっていくことで、リーダーシップや協調性が身につきます。表現者としての経験をすることで、オーディエンスの立場からも制作者の意図や、カメラの後ろ側で働いている人たちの思いというものが理解できるようになり、日常的なテレビや映画の映像に、より鋭く深く接することができるようになります。このような映像メディアの受容と発信の経験を通じて、感動するこころ、考える力が養われ、その人の人生を楽しく豊かなものにできるはず。さらに、その力をつうじて、私たちの社会を楽しく豊かにしていくこともできるはずです。このシンポジウムに参加してくださったみなさまと、私たちが映像メディアを通じて学べること・できることについて、考えてみたいと思います。(伊藤敏朗)
 13時15分終了(13時30分撤収)
 14時より懇親会(関係者のみ)
 会場:ピザファーム(妙典駅より歩5分) TEL 047-357-3011


関連リンク

千葉大学シネマウント・フィルム・パーティ http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/4658/
江戸川大学 http://www.edogawa-u.ac.jp/
高千穂ネットワーク http://www.t-net.co.jp/

『さよならサクラFM』公式ホームページ
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