学生の自主制作映画一挙上映
4大学が切磋琢磨 きょう市川で映像シンポ
 |
|
「さよならサクラFM」を制作する東京情報大伊藤ゼミの学生たち
 | |
県内の四大学の学生が自主制作した映画を上映する「県学生映像シンポジウム2004」が四日、市川市妙典の映画館「ワーナー・マイカル・シネマズ市川妙典」で開かれる。学生の自主制作映画を一般の劇場で一挙に上映する催しは県内で初めて。
シンポジウムを提唱したのは、東京情報大(千葉市)総合情報学部の伊藤敏朗講師。「県内で映像制作を学ぶ学生の横のつながりがなく、井の中にかわずになってしまう」と、江戸川大(流山市)社会学部の井上雅子助教授に働きかけた。映画関係者の協力も得て実現にこぎつけた。
参加するのは、東京情報大、江戸川大、千葉大(千葉市)、城西国際大(東金市)の四大学で映像制作を学ぶ学生や教官ら。
四大学が制作したドキュメンタリーやドラマの短編四本のほか、伊藤講師のゼミの学生が制作した「さよならサクラFM」が上映される。昨年十一月、長野県上田市の「うえだ城下町映画祭・自主制作コンテスト部門」で大賞を受賞した作品で、倒産の危機に直面したローカルFM局の若者たちが繰り広げるコミカルなストーリー。千葉テレビで放映されたが、劇場では初公開になる。
上映後、「私たちが映像メディアで学べること・できること」をテーマにしたパネルディスカッションも開かれる。
伊藤講師は「映像制作は社会とのつながりが大切。ぜひ一般の方々に作品を鑑賞していただきたい」と話している。入場無料。開場午前九時三十分。上映午前十時。