とあるつぶれかけのローカルFM局。
怪しげなDJが好き勝手に喋り捲るだけの放送内容に、地元商店街からの広告収入もままならず、局員たちの士気は最低。
なんとか赤字を減らそうともがく社長が立ち上げる企画は失敗の連続。それにも懲りず、今日もまた社長からディレクターの小野に、新企画「アイドル発掘・CDデビュー」が持ち込まれた。小野はしぶしぶ見習いアナウンサーの浩子を連れて約束のホテルのロビーへと向かったが、当然のようにこのアイドル路線も悲惨のうちに終わるのだった。
そしてサクラFMはついに倒産、社長は10日後の最終特別番組のを持って閉局すると宣言せざるを得なかった。ヤケ酒に浸る小野たち局員。しかしその帰り道、小野と浩子は社長の衝撃的な現場を目撃する。

はたして二人が見た社長の姿とは!?

そして会社倒産の陰に隠された真実とは!?

監督からのメッセージ
 最初に、この作品はコメディ映画ですので、自由に観て頂きたいという事を皆様にお伝えしておきたいと思います。ですから、監督の私からは、本編について多くは語りません。
 この2002年度ITO全体作品「さよならサクラFM」制作には、たくさんの人々が関わりました。そしてこの作品は、そんなたくさんの協力してくださった方々のお陰で完成することが出来たと思っております。
 私は監督としてとても未熟な半人前だったと思います。いきなり突拍子もない事を言って、みんなを困らせた事が数え切れません。
 しかし、そんな私を見放す事なく、最後まで共に制作に当たってくれた仲間達には感謝してもしたりないくらい感謝しています。この場を借りて感謝の意を伝えたいと思います。

どうもありがとうございました。

 最後に、この作品をご覧になる皆様が、ちょっとでも楽しい時間を過ごして頂けると幸いです。
どうぞ、「さよならサクラFM」をお楽しみください。
増田有記
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