UNIXでメールを出す
たとえば,電子メールアドレスとして次の2つを持っている利用者の場合を例にしよう.
┏━━━━━━━━━━━━━ ファイル名 .forward taro@turtle.ryuugu.or.jp s02999jt ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この.forwardファイルの役割は,これが置かれているホームの電子メールアドレス(今の場合,s02999jt@edu.tuis.ac.jp)に届いたメールを,各行に書いてあるメールアドレスに転送することにある. この例では,プロバイダで契約したアドレスtaro@turtle.ryuugu.or.jpと大学の自分のメールアドレスs02999jt@edu.tuis.ac.jpに転送され,結果的に同じ内容のメールが大学のメールスプールとプロバイダにあるメールスプールに貯えられる.
ただし,次のような異なる電子メールアドレス間でループをなすようなメール転送を絶対に行ってはならない. アドレス間で際限なくメール転送が続き,ネットワークに無駄に負荷をかける結果となり,システム管理者から厳しく叱責を受けることになる.
正しくメールの転送を利用すれば
ことができる.
- 大学に居るとき
- いままで通りに大学に届いたメールをAL-MailやMewなどで読み書きする
- 自宅に居るとき
- プロバイダに(転送され)届いているメールを読み書きする
電子メールの転送を利用したときにも,本学のネットワーク利用者として書くメールの署名には
大学のメールアドレスだけを書いて,プロバイダのアドレスは書かないようにし,学術ネットワーク利用者の一員として品位ある姿勢を示すべきである. 友人にはただ一つ大学のメールアドレスだけを教えておくのである. また,メールアドレスを列挙するのは,メールを出す側をいたずらに混乱させるだけであるので注意する.