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  • 東京情報大学

What's TANAKA LAB?

当ゼミでは、生命の設計図とも言われるゲノム情報を対象とし、主に『生命情報学(バイオインフォマティクス)』によるアプローチを通して研究活動に取り組んでいます。また、研究テーマによっては、対象生物や環境サンプルの採取や管理、分子生物学的な実験、野外調査(フィールドワーク)、歴史学的・考古学的な調査を行うこともあり、情報学の枠組みを超えた学際的研究活動にも力を入れています。


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さらに、当ゼミでは、研究活動やゼミ生活を通じて、洞察力(Vision)、独創力(Originality)、先導力(Initiative)、貢献力(Contribution)、物語力(Episode)の5つで構成される『VOICE』を目標に掲げ、未来を切り拓く人材の育成に力を注いでいます。


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洞察力(Vision)
将来の方向性や目標を描く力になります。
研究活動では、明確なゴールを設定し、それに向けて計画を立て、実行することが求められます。その過程を通じて、問題の本質を見極めるとともに、長期的な視点で物事を考える能力を身に付けていきます。

独創力(Originality)
明確な自分の考えを持ち、新しいアイデアや価値を生み出す力になります。
研究において、オリジナリティは不可欠な要素です。自分の研究テーマの中で、他にはない魅力や独自性を発見し、それを形にする能力を身に着けていくことが重要です。独自の視点を持ちながら、自らの考えを深めていくことで、自身の創造性を養います。

先導力(Initiative)
自ら率先して行動し、周囲を導く力になります。
ゼミは一つのチームであり、勉強会や報告会、ゼミ合宿や翔風祭などのイベントでは、各自が重要な役割を担います。これらの活動を通じてリーダーシップを発揮し、チームを成功へ導く経験を積むことで自ら行動を起こし、周囲を引きつける力を磨いていきます。

貢献力(Contribution)
他者や社会のために積極的に尽くせる力になります。
ゼミでの活動を通じて協調性を高めるとともに、自分の研究が社会にどのように貢献できるのかを深く考え、行動に移すことが大切です。これにより、他者や社会に価値を提供する姿勢を身につけ、より大きな影響を与えられる人材へと成長していきます。

物語力(Episode)
自分の経験や学びを振り返り、それを他者に伝える力になります。
大学生活では、ゼミや研究活動に多くの時間を費やします。そのため、ゼミでの活動が自分にとってどのような成長の場であったかを振り返り、それをストーリーとして言語化できることが重要です。「大学でどのような学びを得たのか」と問われた際、ゼミでの経験を基に、自分が得た学びや成長を具体的に伝えられる力を培っていきます。





以下、当ゼミの特徴について、Q&A形式でまとめました。特に、『当ゼミへの配属を検討されている方』は、是非ご参考にしてください。


ゲノムって何ですか?

  • ゲノム(Genome)とは、 「Gene:遺伝子」と「–ome:全部の~」を合わせた造語であり、『生命の形成・維持に必要となる遺伝情報の総体』と定義されています。実際の研究活動におけるバイオインフォマティクス解析では、DNA塩基配列の構成要素(A:アデニン、T:チミン、G:グアニン、C:シトシン)に基づく膨大な文字列の構築や解読などを行います。

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どんな研究ができますか?

  • 上述のとおり、ゲノム情報をベースに、主に『生命情報学(バイオインフォマティクス)』を通じて研究活動に取り組みます。ただし、「生き物」と一口に言っても、動物・植物・微生物など幅広いため、まずはどのような生物や現象に興味があるかを相談しながら進めていければと思います。参考として、本サイトの『研究内容』ページをご覧ください。



生命科学の知識は必要ですか?

  • 各自の研究テーマに取り組む際、ある程度の基礎知識は必要ですが、ゼミを通じて皆で学びながら進めていくので、特に心配する必要はありません。ディスカッションの際には、指導教員が適宜サポートいたしますので、安心して学修・研究に取り組んでください。ただし、生命科学に関連する授業の履修は、強く推奨いたします。



プログラミングや数学の知識は必要ですか?

  • 必須ではありませんが、持っていると作業の効率化や研究テーマの拡張につながるため、望ましいです。ただし、生命科学を中心とした分野ですので、どれだけ「生き物」に興味を持てるかが重要です。1、2年次の授業を通して「やっぱり苦手だな」と感じて不安になってしまった方もいるかもしれませんが、必要に応じて指導しますので、安心してください。



ゼミでの過ごし方について教えてください。

  • 当ゼミでは、現時点では「コアタイム」は設けていません。指導教員との相談のうえ、各自の計画に沿って研究を進めていただければと思います。学生研究室には「学習スペース」「実験スペース」「フリースペース」があり、平日の日中は自由に使用可能です(休日や夜間に利用する場合は申請が必要です)。ただし、卒業研究の一環として毎週実施する『報告会・勉強会』には必ず参加していただきます。



ゼミでのイベントはありますか?

  • 他のゼミと同様に、「ゼミ合宿」や「翔風祭でのゼミ展示」を予定しています。また、夏のオープンキャンパスでのゼミ紹介スタッフとしての協力や、研究成果に応じて学会での参加・発表も行います。ゼミ生全員が集まる機会が少ないため、時折親睦会も開催できればと考えています。大学での学修や研究活動だけでなく、ゼミでの様々なエピソードを通じて充実した時間を一緒につくっていきましょう!