【注,参考文献】
(1) 『日本の図書館 統計と名簿』日本図書館協会図書館調査委員会編 日本図書館協 会 1993 pp.266-77

(2) 「急速に進む大学等の情報基盤の整備」文部時報 No.1409 1994.5 p.64

(3) 江川祐司「LANで共有するCD-ROMの文献情報」日経パソコン1990年11月12日号 pp. 176-80
 また、大学図書館研究第38号(1991.10) に以下のような事例が報告されている。
・群馬大学附属図書館電子図書館化推進グループ「群馬大学附属図書館における電子的手段導入の現状と課題」pp.8-18
・大原寿人「CD-ROMネットワークの導入」pp.41-9
・福留武士・今井義雄「大阪大学附属図書館中之島分館のCD-ROM検索サービスについ て」pp.50-9

(4) 根岸正光・猪瀬博編『図書館システムの将来像:密結合型図書館ネットワークと電 子図書館』 紀伊国屋書店 1991 pp.29-41

(5) ここでは、京都大学の事例を紹介しておこう。京都大学では1992年 4月から、「京 都大学統合情報通信システム」(KUNIS)の運用を開始し、これにより音声通信を含 むデータ通信がひとつのシステムに統合された。京都大学附属図書館では、この学内 ネットワークを利用し、外国雑誌の論文抄録を画像入力し、これを宇治地区の共通図 書室に送信して専用検索ステーションで利用できるようにする実験を行ったことが以 下の文献に報告されている。
・吉岡千里ほか「KUNIS(京都大学)を利用したEFS(電子ファイリングシステム)の開 発」大学図書館研究 第38号 1991.10 pp.19-26
・朝尾直弘「エレクロニックキャンパスにおける新しい図書館サービスの試み」第5 回日米大学図書館会議.全体会議Ib事例報告) および慈道佐代子「京都大学総 合情報通信ネットワーク(KUNIS)と電子ファイリングシステム」(『21世紀に向け ての大学図書館:日米ワンデイセミナー・第13回大学図書館研究集会報告集』日本 図書館協会 1993 pp.35-8

(6) Michalak, Thomas J. Beyond the OPAC : trends and innovations in campus information and computing systems.=「OPACを越えて:キャンパス情報システムに 関わる技術革新の動向」 JAPAN-U.S. collaboration in enhancing internal access to scholarly information: looking toward the 21st century=「学術情報への国 際的アクセス拡大のための日米協力:21世紀をめざして」5th Japan-U.S.Conference on libraries and information science in higher education. Tokyo, Universal Academy Press, 1993 和文篇p.73 英文篇p.80,87
 なお、これらのシステムについては、以下の図書に詳しく紹介されているので参照 されたい。
Arms, Caroline, ed. Campus strategies for libraries and electronic information. Bedford, Mass., Digital Press, c1990. (EDUCOM strategies series on information technology) pp.157-92
 また、次の図書に海外におけるキャンパス情報システム(Campus wide information systems=CWIS)についてとりまとめられている。
 Harries, Steve. Networking and telecommunications for information systems : an introduction to information networking. London, Library Association Publishing, 1993 pp.203-5

(7) Lynch, Clifford A. The development of electronic library collections and t he technologies of networked information=「電子図書館資料とネットワーク化情 報の技術:現状報告」 JAPAN-U.S. collaboration in enhancing international access to scholarly information: looking toward the 21st century=「学術情報 への国際的アクセス拡大のための日米協力:21世紀をめざして」(前掲)和文篇 p. 71-2

(8) Michalak, Thomas J. Beyond the OPAC (前掲)p.89-90

(9) Carnegie Mellon University. "The Mercury electronic library an library information systems II" No.6 1992.2 pp.12-6 (紹介パンフレット)
 安達淳「アメリカ電子図書館プロジェクトの動向」電子ライブラリー Vol.2,No.5 p.8-9

(10) Michalak, Thomas J. Beyond the OPAC (前掲) p.90

(11) ADONISとは、生物・医学関係の外国雑誌約 500種に掲載された論文の本文、写真、 図・表をビットマップイメージで処理したCD-ROMの配付システムある。CD-ROMは週に 1枚送付され、1年で約50枚になるので、 100枚収容可能なジュークボックス型のド ライブ装置を利用するのが便利である。ADONISがカバーする期間は1991年以降で、 Blackwell, Elsevier, Pergamon, Academic Pressなど、この分野では代表的な出版 社が発行している雑誌が収録されている。なお、わが国では筑波大学がこのシステム を導入している。(長谷川豊祐「文献提供サービスとADONIS」大学の図書館 13巻4号 1994 p.50)

(12) WIDE Project編 村井純・吉村伸監修『インターネット参加の手引き 1994年版』 (bit 別冊)共立出版 1994  p.1-2

(13) T.ラクウェイ,J.C.ライアー著 鈴木摂訳『Internetビギナーズガイド』(アジソ ンウェスレイ・トッパン情報科学シリーズ38) トッパン 1993 p.59

(14) B.P.キーホー著 西田竹志訳『初心者のためのインターネット』 トッパン 1993 pp.33-54、および Ed Krol著 エディックス訳 村井純監訳『インターネットユーザ ーズガイド』 インターナショナル・トムソン・パブリッシング オーム社(発売) 1994 pp.195-235を参照

(15) T.ラクウェイ,J.C.ライアー著 鈴木摂訳『Internetビギナーズガイド』(前掲) p.107-8 参照。なお、ここにはイソップ物語(Aesop's Fables)を電子書籍として転 送するオンライン図書の事例も紹介されている。

(16) (同上)p.95

(17) 「インターネットの現状」日経インフォベースLAN'94 日経BP社 1993 pp.106-7

(18) 大原寿人「インターネットと図書館」図書館雑誌 Vol.88,No.5(1994.5) p.289では 、“gopher”の中にあるリスト“Accessing on-line bibliographic data basses, b y Billy Barron and Marie-Christine Mahne. "を紹 介している。

(19) Z39.50は、「コンピュータ間情報検索に関する国内規格」(National Standard for Computer-to-Computer Intormation Retrieval)と呼ばれるプロトコルで、図書館お よびコンピューティングの世界で長年検討されてきたものである。例えば、UCLAにい る利用者がPSU(Pennsylvania State University)のシステムに接続して、PSUのOPAC を検索しようとする。各図書館のOPACを利用する場合、それぞれのシステムによって 検索コマンドや検索手法は異なるのが一般的であり、利用者は接続するOPAC毎にその コマンド体系を理解しておかなくてはならない。これでは余りにも煩雑で、情報の利 用を阻害することにもなりかねない。そこで、利用者は自分のところのシステムのコ マンドで相手のシステムの検索ができるように、コマンドの変換(翻訳)を行うのが このプロトコルの機能である。したがって、利用者は相手のデータベースの構造や検 索コマンドを意識することなく、自分が探したい項目(例えば、件名から検索したい など)と検索内容を表すデータ(キーワード、人名、タイトルなど)を明確にするこ とで、必要な情報を求めることができる。本書の事例集〔国外編〕に収録されている Alan Ritch「カリフォルニア大学図書館情報システム」、およびLynch,Clifford A. “The development of electronic library collections"(前掲)p.73参照。

(20) 谷口敏夫「インターネットを利用した情報サービス」第1回京都大学高度情報化フ ォーラム 京都大学におけるこれからの情報サービスを考える 予稿集 pp.40-7
1994.4

(21)T.ラクウェイ,J.C.ライアー著 鈴木摂訳『Internetビギナーズガイド』(前掲) p.87

(22) 「米国で急成長するInternet商用サービス」日経インフォベースLAN '94 日経BP社 1993 p.45

(23)WIDE Project編 村井純・吉村伸監修『インターネット参加の手引き 1994年版』 (bit 別冊)共立出版 1994年 p.240

(24,25) このことについては、自身の利用経験を含めて廣田とし子氏の紹介がある。
・廣田とし子「インターネット:いま話題の図書館ネットワーク」 現代の図書館 Vol.31,No.2 1993.6 pp.79-81
・廣田とし子「インターネットの使い方−大学図書館における活用事例」情報の科学  と技術 Vol.44,No.1 1994.1 pp.35-41

(26) 日経ビジネス 1994年8月8日・15日号 pp.29-31

(27) 戸田慎一「ネットワーク情報資源と図書館・情報サービスの将来」情報の科学と 技術 Vol.44, No.1 pp.6-8 1994.1
 なお同誌は、特集としてインターネットをとりあげており、上記のほか、石田晴久 「国内インターネットの現状」、佐藤義則「インターネットの利用と大学図書館」な ど7篇が掲載されている。また、以下の図書には、図書館のネットワーキングの発展 段階やインターネットについて要領よく紹介されている。
Harries, Steve. Networking and telecommunications for information systems: an introduction to information networking. (前掲書) pp.101,110-126,196-203
(28) 学術情報センター『学術情報ネットワーク加入の手引き 第3版』 学術情報セン ター 1994 p.5

(29) 上田修一『書誌ユーティリティー 新たな情報センターの誕生』(図書館員選書18 ) 日本図書館協会 1991 p.1

(30,31) 学術情報センター『NACSISサービス案内 情報検索・電子メール』(リ ーフレット) 学術情報センター 1994

(32) 学術情報センター電子図書館プロジェクト『NACSIS Digital Library Project』

(33) 堀口進「NSFNET」 静谷啓樹・川添良幸訳編『キャンパスネットワーキング 』(bit 別冊) 共立出版 1990 p.256,258,264

(34) 静谷啓樹 川添良幸「BITNET」 静谷啓樹・川添良幸訳編『キャンパスネッ トワーキング』(前掲)pp.245-50

(35) 石田晴久「インターネットの現状」p.4 (NEC ユーザー会第4回総会・第7回研究 会基調講演レジメ 於:青山学院大学 1994.5.12 )

(36) 石田晴久『コンピュータ・ネットワーク』(前掲)p.23

(37) 村井純「WIDEプロジェクト」 静谷啓樹・川添良幸訳編『キャンパスネットワーキ ング』(前掲)p.230-1

(38) (同上)p.233-4

(39)石田晴久「インターネットの現状」(前掲)p.4
 この資料では、主な地域ネットワークが列挙されているほか、東京地域アカデミッ クネットワーク(TRAIN)の接続図が紹介されている。

(40) 中山雅哉「地域ネットワーク総覧 1994年3月6日版」(HITACアカデミックシステ ム研究会配付資料 1994.3.28)
 なお、この総覧には10の地域ネットワークについて、ネットワーク名称、運営母体 、参加組織、ネットワークに関する連絡先などが掲載されている。

(41) 宮川隆泰「日米間における科学技術情報の流通について」 JAPAN-U.S.collabo- ration in enhancing international access to scholarly information : looking toward the 21st century. Tokyo, Universal Academy Press,1993 前掲和文篇 p.233

(42) 日経パソコン編『日経パソコン新語辞典 93年版 パソコン利用のための基礎・応用知識』 日経BP社 1992年 p.40,p.106,p.120,p.126

(43) パソコン通信で得られる情報を一覧できるものとして、以下の図書がある。
 相馬幸治『パソコン通信のためのデータベース検索事典』 日外アソシエーツ1993

(44) アメリカのルーカスフィルムが開発し、富士通が改良してニフティ・サーブで提供している バーチャル・シミュレーション・ゲーム「ハビタット」が有名である。福田和智・田原忠行 「ビジュアルパソコン通信富士通Habitatにおけるオンライン処理技術」FUJITSU Vol.43,No6 1992.9 pp.639−646参照