映像メディアの誕生,そして発達が人間の認知や思想,社会のありかたなどに,どのような影響を与えてきたのか,私たちはそれをどう受容し,理解したうえで,これをいかに賢く役立てていくべきかについて論じる。
映像情報が洪水のように流されている現代において,賢いオーディエンスとして,映像メディアといかに能動的・創造的に関わっていく力を身につけるかはきわめて大切なことである。そのためには,映像メディアの送り手の側のテクニックや発想などについても学び,これにたいする優れて批評的な洞察力―すなわち,メディア・リテラシーを養うことが重要である。
本講義では,映像メディアと社会的影響力について学ぶ。映像メッセージがもたらす社会や個人の中のイメージ・価値観への影響力,教育や文化,政治や消費など,多様な分野における多様な映像メディアの利用の実態,映像情報の保存と管理,データベースやライブラリーの構築と活用法,映像文化・産業の育成のための各種施策,障害を持つ人々への支援のための映像利用など,映像メディアと社会との関わりの諸相について知見をひろげる。
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▼レジュメと質疑応答
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Chapter01 2008.4.14 2008年度講義のねらいと概要
レジュメ
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質疑応答
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Chapter02 2008.4.21 映像メディアの特性(1) 映像メディア‐拡大する視覚と知覚
レジュメ
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Chapter03 2008.4.28 映像メディアの特性(2) 映画表現への知的好奇心
レジュメ
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Chapter04 2008.5.12 映像メディアの特性(3) 映像メディアによる教育
レジュメ
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Chapter05 2008.5.19 大衆社会と映像(1) 〜映像による大衆操作〜
レジュメ
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質疑応答
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Chapter06 2008.5.26 大衆社会と映像(2) 〜映像メディアの攻防〜
レジュメ
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質疑応答
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Chapter07 2008.6.02 映像作品鑑賞(1) 『汝の敵日本を知れ』
レジュメ
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質疑応答
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Chapter08 2008.6.09 映像作品鑑賞(2) 『小さな留学生』
レジュメ
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質疑応答
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Chapter09 2008.6.16 消費社会と映像(1) 拡大される欲望
レジュメ
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質疑応答
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Chapter10 2008.6.23 消費社会と映像(2) 視聴率をめぐる攻防 /CM制作の舞台裏
レジュメ
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質疑応答
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Chapter11 2008.6.30 メディア・リテラシー論考(1) コマーシャリズムの問題点
レジュメ
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質疑応答
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Chapter12 2008.7.07 映像作品鑑賞(3) 『ガン・ホー(原題 GUNG HO)』
レジュメ
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質疑応答
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Chapter13 2008.7.13 メディア・リテラシー論考(2) メディア・リテラシーを学ぶために
レジュメ
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ビデオ撮影・映像編集演習
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情報文化学科2年 前期1単位 選択科目 担当:伊藤敏朗(旧カリ)・西貝雅人(新カリ)
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映像表現の実技を学習する。 自分 (達) の発想を作品として結実させるまでのプロセスや技術を理解し, 論理性や計画性, チームワークやリーダーシップの大切さなどを体得しつつ, 頭の中で思い描いたことと実際の作品との比較 (相違または一致) についての考察, 他者からのフィードバックの分析などを通じて, 映像言語能力の習得を図る。
演習は大きく次の3つの段階を踏まえて進行する。 第1段階では, 映像表現技術の基礎を主としてスチル写真の撮影制作で学ぶ基礎演習。第2段階はチームにわかれ, 定まったフォーメーション (型) にしたがって課題を制作し,表現技術の基礎を学ぶ課題演習。 第3段階はチームを再編成して, 各チームごとに自由な題材・テーマ・方法で創作演習を行う。 完成作品は学内において発表会を行い,できるだけ一般学生や他の教職員の先生方からのフィードバックも得られるようにしたい。 また, 作品のねらいや制作記録についての, きちんとしたドキュメント (文章) による説明・報告を求める。
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スタジオ番組制作演習
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情報文化学科2年 後期1単位 選択科目 担当:西貝雅人(新カリ) / 伊藤敏朗(旧カリ)
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スタジオにおけるマルチカメラ収録を含む短編番組の制作をおこなう。
課題制作1.はテレビスタジオを使用して演習する。
短編番組制作1・2は、ビデオカメラとノンリニア編集機を使用して短編ドラマ制作の基礎について学ぶ。
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ドラマ・CM・ドキュメンタリ制作演習
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情報文化学科3年 前期1単位 選択科目 担当:西貝雅人(新カリ) / 伊藤敏朗(旧カリ)
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本講では1.番組構成と2.撮影技術の向上に重点を置き、ストーリー構成や映像の美しさを意識しつつ、より高い完成度の作品制作を目指す。
作品制作は班ごとにテーマを決めて、ドラマ・CM・ドキュメンタリ何れかの手法で作品を制作する。テーマはクラス共通テーマの中から任意のテーマを選んで班ごとに解釈し、プリプロダクション・撮影・ポストプロダクションを行う。各段階では書籍や映像作品を紹介しつつ指導を行う。
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アニメ・特撮・PV制作演習
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情報文化学科3年 後期1単位 選択科目 担当:西貝雅人(新カリ) / 伊藤敏朗(旧カリ)
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本講では作品のコンセプトや構成の面白さ、メッセージの明快さといったコンテンツの“地力”を高める作品制作を目指す。
作品は班ごとに、アニメ・特撮・PVの中から任意の手法で作品を制作する。テーマは制作班ごとに自由に設定し、独自性に富んだ作品の制作を目指す。制作指導は企画案(書)作成と絵コンテ作り、制作時の演出等で適宜指導を行う。
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放送メディア論
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情報文化学科3年 前期2単位 選択科目 担当:鎌倉由里子
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実際に番組を視聴しつつ、「公共」のために番組を制作し、「公共」に奉仕するという社会的使命を帯びて成立した現在の放送事業が抱える問題を明らかにする。
また、放送局同士の、また各種メディアの発展にともなう激しい生存競争の渦中で生じてきた、視聴率や話題性重視、速報性やマジョリティの視点への傾斜、国家や政府との関係などの問題を考察する。
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映像・放送メディア特講
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情報文化学科3年 後期2単位 選択必修科目 担当:小泉宣夫
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メディア業界の構造と実務への理解を深めるため、映像・放送分野の第一線で活躍する専門家の方々に最新の話題を講演していただく。
具体的には、映画、TV番組などの制作、ラジオや映像作品におけるサウンド制作、CG制作、Webコンテンツ制作などの分野から講演者を選定する。
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卒業研究
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情報文化学科3年 通年4単位 必修科目 担当:伊藤敏朗
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<映像メディア・リテラシーの習熟>
映像メディアにたいするクリティカルな洞察力を養い, 生涯にわたってメディアとの能動的な関係性を築いていくことのできる能力の獲得を目指す。 様々な映像表現についての内容分析を踏まえ, つぎに自らの問願意識を, 映像によって表現・伝達するための能力について実践的に研究する。 最終的には卒業制作としてまとめる。
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卒業論文
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情報文化学科4年 通年6単位 必修科目 担当:伊藤敏朗
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<映像メディアのパブリックポリシーの研究>
映像メディアが及ぼす社会的影響について調査・分析し, これをより良く用いるための諸政策のあり方について研究する。 多様な分野における多様な映像メディアの利用の実態, その効果と影響, 映像情報の保存と管理, データベースやライブラリーの構築と活用法, 映像情報と文献情報とのリンケージ, 映像文化・産業の育成のための各種施策, 高等教育における映像教育法, 障害を持つ人々への支援のための映像利用, 映像による社会的合意形成手法の開発, ネットワーク上のコラボレーションによる映像コンテンツの制作, その他, 映像メディアの諸相について研究する。 最終的には卒業論文としてまとめる。
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