映像表現論U演習 2000年度後期創作演習 作品紹介
株式会社 太田音楽事務所 作品
Cyber Hunter
■スタッフ:石井肇, 太田盛章, 関根陽介, 高松加奈子, 田嶋貴, 那須野英俊
■原作・使用音楽 全て完全オリジナル / 作曲・編曲は班長の太田が独自制作.制作時の曲名は「Digital Highway」, ミュージッククリップ化の時に「Cyber Hunter」と改名.
GREENDAY 「WARNING」より「MINORITY」
ミュージッククリップ『Cyber Hunter』 4分11秒
作品の概要:
テーマは「近未来のバーチャルバトル」。サイバーチックな雰囲気、闘いの力強さ、そして何か寂しさの残る曲調がウリ。近未来のゲームに対する期待と不安を交錯させる世界観をぜひお楽しみください。
あらすじ:
「ハジメ」はバーチャルバトルのチャンピオンだ。今日もいつも通り、電脳空間への扉を開く・・・。
その時、「ヒデトシ」の元に「対戦者求む」という着信が入る。初心者のヒデトシは、相手がチャンピオンであるという事も全く知らずに接続する・・・。
バーチャル空間は複雑な迷路で構成されており、
遭遇の時までひたすら走り続けなければならない。
いまかいまか、と闘いに胸を弾ませているヒデトシは、
途中で息絶えている黒い服の男を発見する。
その男の左手には、使用していたと思われる銃が
力無く握られていた。ヒデトシが銃をチェックすると、
一発だけ弾丸が残っている事を確認した。
慣れた手つきでリボルバーを回転させ、装弾を
済ませると、自分を捉えている一つの視線に気付く。
・・・監視カメラだ。
ニヤリと不敵な笑みを浮かべ、カメラへ歩み寄る
ヒデトシ。そして、銃口がカメラへ向いた瞬間、
爆音と共に監視カメラは破壊された・・・。
そして電脳空間で対峙する2人、激しい格闘の末
勝利したハジメは気だるそうに席を立つ。
残されたディスプレイには、ヒデトシの脱出を
懇願する姿だけが無惨にも映し出されていた。
敗者に脱出は許されない、そんなルールも知らずにこの
バーチャルバトルをプレイした事を後悔してももう遅い。
そして、敗者はその存在を完全に抹消されるのだ・・・。
数秒後、ヒデトシはノイズに飲み込まれ、消滅した。
反省点:
[音楽面]
聞き所は後半の展開部。力強い部分から切ない雰囲気に切り替わるところ。
反省点としては、時間が思う存分に取れなくて全体的に雑な作りになってしまった事。
個人的にはもう少し丁寧に仕上げたかった・・・。
[映像面]
見どころは監視カメラを銃で破壊するところ。特に監視カメラ視点になっている部分。
反省点は、格闘のシーンであまり本格的な動きが表現できなかった事。この為、どうしても
わざとらしい動き、という印象が拭えない状態。
製作日誌・指導記録