オンラインテキスト目次
UNIXでのメール目次へ
UNIXでメールを出す
メール通信を始める前に
mizutani@rsch.tuis.ac.jp
テストメールの敢行
相手先に初めてメールを書く場合には,いきなり用件を書き始めてしまってもよいだろうか.
自分の出したメールは本当に正しく相手に届いているのだろうか.
ひょっとしてメールアドレスを間違って出したかも知れないからである.
特に相手先アドレスが学生番号のときには,仮に間違ったアドレスを指定しても間違った相手に届いてしまうことに注意しよう.
まず,初めてメールを出す相手が既知の知人であるか,まだ対面したこともない未知の人へのメールであるかによって対処を変えることが必要である.
既知の知人に初めてメールを出す場合
- メール先の相手をすでに知っているのであれば,多少のお願い事もきいてもらえるだずだ.そのようなときには,相手先の名前を正確に記入したことを確信した上で,以下の例のように,『このメールが届いたのならばその旨の返事をお願いします』という内容で,自分の名前と電子メールアドレスを正確に記入して,テスト送信する.
情報太郎です.
文化乙女さん,お久しぶりです.お元気でしたか.
このメイルが文化さんに無事届いたでしょうか.
まことにお手数ですが,届いた旨の返事をいただけませんでしょうか.
よろしくお願い申し上げます.
東京情報大学情報システム学科1年 情報太郎
email: s02999tj@edu.tuis.ac.jp
http://www.edu.tuis.ac.jp/~s02999tj/
こうして,正しい相手(知っている人)から返信のメールを受け取ったならば,先に出したメールは確かに相手に届いたと判断できるので,ようやくプライベートな用件のやり取りを始めることができる.
もし,あなたが誤ったメール(誤ってあなたが本来違う人向けに出したメール)を受け取ったときには速やかに発進元にメールアドレスを確認するように連絡してあげること.
未知の人に初めてメールを出す場合
- この場合には,相手にわざわざ確認のメールをくれなどとお願いするのは極めて無礼であることを知らねばならない.
相手の都合などお構いなしに何かを依頼するようなことはしてはならない(そのようなメールをあなたが受け取ったときにどうのように感じるだろうか).
見ず知らずの人に出すメールには,細心の注意を払ってメールアドレスに誤りがないことを確認し,しかもその文面も相手の都合を考慮した丁寧な表現を心がけること.
身勝手な依頼を一方的に頼むようなメールは相手に不快感しか与えない.
webページへのリンク許可を依頼する場合でも、メイルが届いたかどうかを確認するための返事メールを催促するのも相手に失礼である.
メイルの着信を確認するのは、今後とも継続的にメイルでやりとりをすると予想される相手であって,既知の人だけに対して行なうようにする.
電子メールによって見ず知らずの人と情報を交換する機会は少なくない.
互いに気持ちよくコミュニケートできるよう配慮しなければならない.
電子メールの歴史において,誤ったアドレスに出したメールが引き起こした悲喜劇は多数ある.
テスト送信がうまくいったとしても,次回からの電子メールアドレスの指定を誤る可能性を排除するために,次の手続きにしたがって電子メールを出すこと.
- 相手先メールアドレスを正確に調べた上で,まずアドレス帳 ~/Mail/Addrbook に注意深く記入する.
- そのアドレス帳を使って,テストメールを相手に送信する
- 誤った配送先であることが分かった場合には,アドレス帳ファイルを確認して正しくアドレス帳を設定する
- 相手先から確認が取れた後に,実際のメール交換を開始する
UNIXでのメール目次へ
オンラインテキスト目次へ
mizutani@rsch.tuis.ac.jp
ohmi@rsch.tuis.ac.jp (加筆修正: 2002年5月2日)