本学情報教育システムでCGIを利用する方法

情報教育システムでWebページを公開する場合、そのままではCGIを実行することができない。これはsuEXEC機能と呼ぶ、CGIのセキュリティを強化する機能を使っているためである。情報教育システムでCGIを実行できるようにするには、以下の作業が必要である。

※ 許可モードは、ゆるくしてもいけない。つまり、許可していないフラグを許可にするとCGIが実行できなくなる。

以上の設定を行うのは大変煩雑な作業となるため、これを一度に行うスクリプト setwwwを用意した。以下のように設定せよ。

Linux にログインして、シェル(Kterm)上で以下のコマンドを実行する。
```
% mkdir ~/bin      
% cp ~ohmi/bin/setwww ~/bin
```
※ すでに bin/ がある場合には、mkdirでエラーが出るが当然構わない
シェル(Kterm等)からemacsを起動し、~/.cshrcを編集する(% emacs ~/.cshrc)
先頭のほうに以下の行があるので、新の方に書き変える。
旧：set path = (/usr/local/bin /usr/X11R6/bin /bin /usr/bin /sbin /usr/sbin $lpath)
新：set path = (/usr/local/bin /usr/X11R6/bin /bin /usr/bin /sbin /usr/sbin $HOME/bin $lpath)
($lpath の前に $HOME/bin を追加する)。
シェル(Kterm)上で以下のコマンドを実行する。
```
% source ~/.cshrc
```
シェル(Kterm)上で以下のコマンドを実行する。
```
% setwww
```
何も表示されなければ成功である。「コマンドが見つかりません」などのエラーが表示されたら、以上の作業のどれかがうまくいっていない。

以降は、public_html内にファイルを作成した後に、Linuxにログインし、必ず setwww コマンドを実行するようにする。

また、.htaccessの設定も必要である。CGIを使いたいディレクトリの.htaccess ファイルに以下の2行を追加すればよい。

AddHandler cgi-script .cgi
Options ExecCGI

この文書は、情報文化学科の西村先生の説明を元に大見が加筆したものである。
ohmi@rsch.tuis.ac.jp