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TUIS Network FAQ

ネットワーク利用の問答集

東京情報大学 情報システム学科 水谷正大 mizutani@rsch.tuis.ac.jp
まず、東京情報大学ネットワーク利用ポリシーを正しく理解してください
以下に、TUIS Networkを利用する上でしばしば受ける質問やTUIS AUPの具体的な運用例をFAQ(Frequent Asked Questions)としてまとめ、その指針を示しました。 その他、ネットワーク利用における疑問や質問があればどんな些細なことでも net-admin@rsch.tuis.ac.jpwebmaster@tuis.ac.jpまでお気軽にメールしてください。
TUIS Network FAQ目次

目次

ネットワーク組織内の個人の責任と自由について

TUIS Network Usage Policyに述べたように本学のユーザーはTUIS AUPを遵守しなければななりません。
Q. 本学ではAUPの履行を確かめるために検閲をしているのですか?
A. 本学ではいかなる検閲行為も行っていません。 検閲は憲法上重大な疑義があります。 本学では各ユーザーの所有しているファイルや電子メールの内容について完全なプライバシが保たれています。 学生ユーザーのネットワーク表現への指導・通告は、公開されているWebページや投稿されたネットワークニュース、あるいは外部からネットワーク管理者へ通知のあった抗議・苦情などに対してのみ行うこととし、一切の検閲は行いません。

Q. AUPは法律とは違うのですか?
A. AUPは法律ではありません。 各ネットワーク組織や団体で定められたネットワーク利用規定に過ぎませんから、法的『強制力』はありません。 かしし、それぞれのネットワーク組織の性格と目的に合わせて各ユーザーに円滑なネットワークサービスを提供するためにAUPの厳守はどうしても必要であることは協調しておかねばなりません。 コンピュータネットワークの発展段階にあっては、法律で規約を制定するよりも、それぞれのネットワーク組織が自主的判断によってAUPという利用指針を設ける方が利用者にとっては柔軟で快適なサービスを享受することができるのです。

Q. 個人の責任のもとに自由なネットワーク活動は許されるのですか?
A. AUPを遵守している限り本学のユーザーは個人の責任の範囲内で自由にネットワーク活動を行うことができます。 ここでの"自由"とは無節操ではないことはいうまでもありません。 AUPを著しく逸脱した無責任な個人の活動によって惹起されたトラブルは容易にその本人の責任能力を超えてしまうからです。


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人権の保護について

人権に対する無知や無理解によるさまざまなトラブルはネットワーク上でも後を絶ちません。 人権への配慮は、行政や各種団体だけでなく、各個人の権利意識の向上によって初めて達成されるのです。
Q. 自分の人権が侵害されたと感じたときはどうすればよいでしょうか?
A. ただちに本学の教職員に通報するかまたは電子メールを送ってください。 その件についてあなたがどのような被害に会われたかなどについて完全に秘密が保たれます。 一人で悩んだり泣き寝入りすることなくどんな些細なことでも相談してください。

Q. メールの内容を引用して他人にメールを発送してもよいのですか?
A. 差出人の承諾なくメール内容を引用して第三者にメールを出すことは重大な人権侵害となります。 通信の秘密は憲法でも保障されています。 電子メディアは容易に複製・引用が可能となりますが、人権・プライバシの保護についての配慮は十分過ぎることはありません。

Q. 氏名や住所・電話番号を含む名簿をネットワーク上で公開してもよいですか?
A. 全員の承諾が得られるまでは住所・電話番号などのプライバシ情報を含む公開してはいけません。 名簿の公開が妥当である場合には、氏名とその電子メールアドレスやWebページのURLを添えておけば十分です。

Q. Webページに写真を張り込む際には何に注意すればよいでしょうか?
A. 自分で撮影した写真であっても、そこに映されている人物の肖像権を尊重しなければなりません。 また、人物以外であっても被写体の公開については関係者の承諾を必要とすることがあるので十分な配慮が必要です。 他人が撮影した写真を勝手に利用することは著作権の侵害となります。

Q. ネットワーク上で主義・信条の主張は保証されているのですか?
A. すべてのユーザーが快適にネットワークサービスが受けられる限り、個人の表現の自由は保証されるべきです。 ただし、TUIS AUPはその主張によってトラブルが発生することによって他のユーザーに迷惑を及ぼすことのないことを要求しています。

Q. ネットワーク上で表した自分の表現の権利を守るにはどうすればよいでしょうか?
A. Webページの作成やネットワークニュースの投稿や電子メールの送信に際しては必ず自分の所属と氏名および電子メールアドレスを明記しなければなりません。 特に、リンクの可否や著作権上の権利を主張したい場合にはその旨を明記します。

Q. 性描写についてはどのように考えればよいのでしょうか?
A. 性表現が性差別や性の商品化傾向を助長するとき、その表現自体が(たとえ、実在の人間がいなくとも)重大な人権侵害となります。 性的表現が猥褻であるか否かを判断することは困難ですが、しかし露骨な性描写は法律的取り締まり対象となってしまいます。


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知的所有権の尊重について

人間個人の表現活動を奨励し健全な社会を維持するためには知的所有権の順守は欠くことはできません。 この前提の上に多様な情報公開が成立していることに留意しなければなりません。
Q. 著作物にはどのようなものがあるのでしょうか?
A. 著作物には、書籍、新聞、雑誌や音楽および映画などは著作物です。 またソフトウエアプログラムも著作物です。

Q. 他人の著作を引用したりアイデアを拝借したい場合にはどうすればよいのでしょうか?
A. 勝手に他人の著作物の内容の一部またはすべてを複製したり配布することは著作権法に違反します。 著作物を引用する場合には(その内容を要約した場合であっても)、その著作物の出典を明らかにするためのすべての情報(たとえば、書名、著者、出版社、該当ページ、発行年など)を明記しなければなりません。 可能ならばその著作権者の承諾を得るようにします。

Q. 好きな音楽の歌詞や音声をネットワーク上で利用したいのですが可能でしょうか?
A. 音楽も著作物である以上、どのようなメディアであろうとも勝手に歌詞や曲(の一部)を無断で利用することはできません。 どうしても必要な場合には、音楽著作権協会など関係団体に相談してください。

Q. 雑誌や写真集などからカットや写真・ロゴマークなどをネットワークで利用できますか?
A. 無断では利用できません。 写真や意匠デザインの場合も音楽と同様に著作権者に無断で拝借することは違法です。

Q. 著作物を好きなように改ざん・修正して利用することはできますか?
A. 著作権者がとくに断っていない限り、著作物自体あるいはそのアイデアを無断で修正・改ざんして利用することはできません。 少なくとも著作物を引用する場合の諸注意に準じた配慮が必要です。


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商用利用の禁止について

Q. 学術ネットワークとは何ですか?
A. 本学のユーザーは学術機関の一員として学術、教育、研究の発展に資する以下の範囲内でしかネットワークを利用することができません。 本学は学術ネットワーク組織『SINET』に加入することによってインターネット接続を可能にしており、それゆえ本学のネットワークは学術機関としての様々な便宜を蒙っています。 したがって、学生諸君はその学術機関としての大学組織の一員としてネットワーク利用を享受することができるのであって、一般の商用プロバイダを通じたネットワーク利用とは区別した活動を行わねばなりません。

Q. 商用利用の禁止とはどのような意味でしょうか?
A. ネットワークの商用利用とは、電子メール、ネットワークニュースやWebページなどを通じたネットワーク活動(勧誘・宣伝や斡旋など)によって、特定の個人や組織・団体が利益を享受する結果をもたらす利用法です。 これらの商用活動はいずれも学術、教育、研究の発展に資するという学術ネットワークの目的にそぐわないために本学では一切の商用活動は禁止です。

Q. アルバイトのためにネットワークを利用できますか?
A. 利用できません。 たとえば、インターネットによる情報収集をアルバイトとし報酬の授受がある場合、本学のネットワークを利用してはいけません。

Q. 不要品のリサイクルのためにWebページやネットワークニュースを使えますか?
A. 使えません。 そのような情報の公開により物品や金銭の交換が発生すると予想されるからです。 学術ネットワークの利用の趣旨を思い起こしてください。 そのような目的のための別な手段を考えてみてください。


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セキュリティの維持について

セキュリティに対する各ユーザーの自覚と協力なしにはネットワーク管理者がどんなにネットワークセキュリティを高めていたとしてもまったく無力です。 あなたのプライバシを維持し快適なネットワーク利用を続けていくためには、各ユーザーのささいな協力が不可欠です。
Q. コンピュータ利用中に席を立ってはいけないのは何故ですか?
A. コンピュータの使用中に席を立たないのはセキュリティの基本中の基本です。 ネットワーク利用資格のない第三者が大切なデータを消去してしまったり、自分当ての電子メールを覗き見してしまうかもしれません。 また悪意を持っていた場合、あなたの名を騙り勝手に悪質な電子メールを出して大きなトラブルに巻き込まれる可能性があります。 自分自身ばかりでなく他人のプライバシが危機に瀕するばかりか、他のユーザーやネットワーク組織に重大な問題を引き起こしてしまってからでは取り返しがつきません。

Q. パスワードが複雑なので手帳にひかえてもかまいませんか?
A. 絶対にいけません。 パスワードの秘密の維持こそコンピュータセキュリティの要であり、その要は各ユーザー自身が握っていることを自覚してください。 パスワードは親兄弟や恋人にも漏らしてはいけません。 ましてどこかにメモするなどは論外です。 もし、覚えきれないようなパスワードであれば覚えやすくかつ他人からは推測し難いものに変更すべきです。

Q. パスワードの変更はどの程度の期間で行えばいいでしょうか?
A. 1ヶ月に1回程度パスワードを変更してください。

Q. パスワードを忘れてしまいました。どうすればいいでしょうか?
A. どうしようもありません。 電算センターの主催するネットワーク資格講習会(有料)を受けてパスワードの再発行を受けるまではネットワーク利用はできません。 あなたのパスワードは誰も知りません。 パスワードの秘密を維持しそれを忘れずにいる者だけがコンピュータネットワークのユーザーになることができるのです。 ちょうど銀行のキャッシュカードをなくさず暗証番号を忘れないように注意することと同等のことです。 パスワード管理のできない者はネットワークを利用する資格がありません。


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匿名・ハンドル名の禁止について

TUIS AUPでは匿名やハンドル名でのいかなるネットワーク化も禁止している。 この措置はネットワーク活動の健全化と活性化にとって必要であることを理解してください。
Q. パソコン通信でよく使われているハンドル名の使用は何故いけないのでしょうか?
A. 信頼される情報の基本は作者を明記することです。 活発で健全なネットワーク活動のために、互いの立場を尊重しながら責任ある意見を交換することも欠かせません。 そのためには自分の氏名や所属をつまびらかにすることが必要であり、 また様々な意見や反論などの反響を受け入れることを表明するために電子メールアドレスを明記しなければならないのです。 近年、ハンドル名の持つ匿名性に隠れたネットワーク上の陰湿な嫌がらせや人を騙った悪質な電子メールが多くの被害をもたらしていることが報告されています。 本学ではこうした無責任なネットワーク活動を断固禁止します。

Q. 匿名で相談したい場合はどうすればよいのでしょうか?
A. 事情があって特に名を伏せて相談したい場合は本学教職員へ訴えるかまたはネットワーク管理者にメールを送ってください。 秘密厳守の上、親身に相談に応じます。


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ネットワークマナーの厳守について

TUIS AUPではネットワークマナーの厳守をその大きな柱としています。 ネットワーク利用者の激増とともに、本学でも十分な社会的訓練の足りないユーザーが巻き起こすトラブルが頻発しています。 そのほとんどが一般常識の欠落と低劣なマナー意識によるネットワーク活動、特に電子メールの送信やネットワークニュースへの投稿およびWebページの作成にまつわる事項です。 ユーザーはネットワークマナーの向上に常日頃から心がける必要があります。

Q. 電子メールを書く際にどのような点に注意すればよいでしょうか?
A. 人権・知的所有権への配慮はいうまでもありませんが、 ネットワークマナーの面から特に多くトラブルが報告されているのは何かを約束したり依頼するために電子メールを書く場合です。

電子メールでは一般的には次のような構成で書きます。

  1. 文頭に自分の氏名・所属を明記し、何の用件でメールを出したのかを書く。 電子メールでは時候の挨拶などは省いても構わない。
  2. 用件の具体的内容を丁寧に書く。相手先とメールのやり取りがある場合には、たいてからのメール内容を適時引用しながら、それに対して返事を書くようにする。 このようにすると互いの誤解をできるだけ軽減することができる。 ただし、第三者のメール内容を無断で相手先に提示・引用することは重大な人権侵害となるので注意する。
  3. 依頼の場合には、相手に失礼のないよう十分に意を尽くす。 とくに催促したり、期限を限るような身勝手な文を書くことのないように注意する。
  4. 最後に署名として再び氏名、所属と電子メールアドレスやWebページのURLを記入する。 署名はいたずらに長大とならないように4行以下に押さえるようにする。
  5. 書きあがったメール文章をもう一度読み返して再度内容を確認し、必要に応じて修正・加筆する。

Q. 公開されているWebページへのリンクにページ製作者の承諾が必要なのですか?
A. Webページの作成の際、URLを指定して他人のWebページにリンクを張ることが可能です。 リンクを張られた相手は連絡をしない限り自分のページにリンクが張られたことを知る手だてはありません。 互いの情報にリンクを張ることによってWebは成長を遂げてきたのですが、勝手に人のページにリンクを張っても構わないのかどうかについては権利意識の拡大とともに微妙に変化してきました。

アクセス可能なWebページに誰もが勝手にリンクを張っても構わないのでしょうか 法律論も含めたリンクに関する詳細な議論は 後藤斉氏のページが詳しい。

この点に関しては、次の2つの立場が考えられます。

Webの創始者であるTim Berners-Leeはリンクについて次の2つを区別しています。 Tim Berners-LeeはTim Berners-Lee, Links and Law: Mythsで次のように明言して、さまざまな俗信を戒めています。 またリンクと権利と責任になります。
ハイパーテキストにおける言論の自由とは「リンクする権利」であり、そしてこの権利はWeb全体にとってまさに根幹をなす構成要件なのである。....... リンク先文書との関連のありようを明確化することは、ほとんどの場合において読者の助けとなるが、それを明確化する人は、どのメディアの場合でも同じことであるが、自分の発言に対して責任を持つ必要がある。
つまり、リンクは自由であり、もし引用する場合には公正な慣行にしたがって行えばよいのです。 もしあるページを非公開にしたいのであれば、最初からWebページすべきではないか、あるいはネットワーク的に外部から遮断したイントラネット内に置くなり、アクセス制限をするなどの技術的手段を講じるべきでしょう。

リンク許諾に関する著作権上の考えでは、他人のサイト名とそのURIを自分のページに記述することについては著作権侵害にはならないとしています。 通常リンクの場合、インターネット上のリソースを参照しているだけです。 したがって、URIを表示してそのページにジャンプさせる行為自体は違法ではありません。 しかし、リンク先ページを説明する文章の書き方には注意が必要です。 リンク先ページ作者の意図とは異なるような説明や誹謗中傷などは名誉毀損罪や侮蔑罪に問われる場合があります。

しかし、埋め込みリンクについては注意が必要で、場合によっては著作権侵害と判断される場合もあり得えます。 たとえば、著作物であるWebページの創作性をゆがめて、ページのURIを示さずに自分のページ内に表示するために画像などに直接リンクを張ったり、自分のフレームページ内に他人のページを表示させるような埋め込みリンクの場合には著作権の侵害になる場合があります。

現実的には、メールによってリンク先のページの作者にリンクする旨を伝え、何か条件や問題があれば連絡してもらうという形でリンク許諾を求めるようにして、起こり得るトラブルを事前に回避するという行動指針が広く受け入れられています。 %したがってHTML文書の作者は、まずリンクしようとするページにリンク許諾に関する記述があるかを調べ、不明であれば、 ページ作者にリンク元である自分のページのURIとリンク先の相手ページのURIを明記して、問題があれば連絡して欲しい旨のメールを送るという方策です。

リンク許可に関して、「たいへん恐縮ですがご返事をお待ち致しております」という文面で許可を求めてはいけません。 このような許可の求め方は返事をよこせと強要しているにすぎません。 リンクしたい旨の事情と関連情報を明確にして、問題があれば一報してほしいという文面を工夫して相手先の負担を減らすようにしてください。 通常リンクするだけであれば、自由に行ってよいのです。


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