- \title{..}
- 表題そのものを指定
- \author{..}
- 著者を指定
- \date{..}
- 日付を指定
- \maketitle
- 表題を出力(必須)
この4つのコマンド\title{..}, \author{..}, \date{..} および \verb|\maketitle| は1組になって表題部を構成する. たとえば,つぎのように書く.
\documentclass{jarticle}
\title{サルかに合戦顛末記} % 文書のタイトル
\author{キジ太郎} % 著者
\date{昔々} % 日付
\begin{document} % ここから文書内容が始まる
\maketitle % 表題の出力
.... % 本文を書く
\end{document} % これでお終い
表題については次の点に留意する.
文構造タグをつかうと,印刷出力の際にLaTeXシステムは文構造で指定した見出しに自動的に通し番号をつける. この見出し番号は,論理タグの階層構造を反映するように,ピリオドで区切られた数字の並びとして表示される. 編集の際に文章を入れ換えることによって文構造タグが差し替えられたときでも,見出し番号の付替えはLaTeXシステムが管理してくれるので,作成者は文章の構成だけに専念しながら文を組み立てればいい.
目次を出力するときは,目次を出力したい場所(通常は\begin{document}の次の行)に1行
\tableofcontents
と書くだけ. \tableofcontentsは目次を作成するためのLaTeXコマンドである.
目次の入った文書を印刷出力するためには,最低2回文書ファイルをコンパイルしなければならない.
文書ファイルをLaTeXシステムに最初に入力すると,システムは文書ファイルから文構造タグにある見出し情報を取り出し,これを目次情報とした拡張子『{\tt
.toc』のついた目次ファイルを作成する. この段階でできるDVIファイルには目次情報は含まれていない.
もう1度文書ファイルをLaTeXシステムに入力すると,この目次ファイルを読み込んで目次出力のための情報も取り込んだDVIファイルができ上がる.
したがって,目次を出力するにはLaTeXファイルを最低2回はコンパイルしなければならない.
文章構造を変更した場合も同じく2回以上の処理が必要.
LaTeXは文章の論理構造を指定するだけで、指定した文書スタイルで最高の印刷出力を得ることができる.
jarticleで指定される論文スタイルの文書構造は,次のような文構造としての階層構造を持つことができる.

jarticle文書の文章構造には大きな構造から順に次の構造単位を持つ.
が最上位の文構造単位であり,それから下位に向かって
に分割することができ,さらに細かく(ほとんど使わないが)
LaTeX文書では,これらの構造単位に見出しをつけ,さらにそれらを『目次』化したものを眺めれば、大量の文書であっても文書全体の様子をつかむことができる(LaTeXでは簡単に目次を作成することができます).
% 「%」 から行末までの文はコメントとなる
% 1st Apr. 1996 修正 作成した日付をいれる
% 文書の目的なども記載しておくとよい
\documentclass{jarticle} % jarticle スタイルの指定
\title{文書タイトル}
\author{著者}
\date{日付}
\begin{document} % これ以下が本文の始まり
\maketitle
\tableofcontents % 目次作成命令
..... 文書全体の概要を記述する
....
\section{節につける題名}
節の内容を書く.いくら長くても短くてもよい
次の \section{..}が現れるまでの文がこの節に属する
\subsection{項の題名}
必要なら副節をつけることもできる.
\subsection{..}は直前の\sectionの下位に属する
\subsubsection{目の題名}
\subsubsection{..}は直前の\subsectionの下位に属する
\section{節につける題名}
ここから新たな節がはじまる.節につけられる番号は \section{..}が 登場してくる順番に自動的にふられる .......
\subsection{副節につける題名}
......
\subsubsection{副々節につける題名}
.........
\section{節につける題名}
以下,同様に文を書いていきます.
........
........
\end{document}
LaTeX文書は,このようにして文書としての文構造をマークすることによって最高度に美しい整形出力を実現するシステムである. 誰にでも読みやすく分かりやすい文章を書くための基本は,
文書作成支援システムとしてLaTeX文書の特性を利用しながら文書を書くことは,的確な表現力を身につけるための有効な訓練の1つとなる.
\documentstyle{jarticle}
\begin{document}
\title{文章の論理構造}
\author{アリストテレス}
\date{1995年6月10日}
\maketitle
\tableofcontents
\section{これが}
いま説明したように
\subsection{最も短い}
文章の
\subsubsection{例です}
アラよっと.
\section{皆さんも}
レポートや論文作成に
\section{利用してくね}
便利でしょ.
\end{document}
この内容で1回コンパイルして得られたDVIファイルのプレビューは左図のようになる.
この例のように\tableofcontentsを記入しておくと、LaTeX文書の1回目のコンパイル後に拡張子『.TOE』のある目次情報ファイルができる(ファイルの一覧コマンドlsで確かめてみよ).
プレビューすると\tableofcontentsがある箇所に『目次』とだけ表示される.
そこで,もう1度コンパイルすると(合計2回),LaTeXシステムは目次情報ファイルを読み込んで\tableofcontentsの箇所に目次を挿入してくれる.
つまり目次を表示するには最低2回 コンパイルすることが必要.
こうしてできたDVIファイルのプレビューは右図のようになる.
この例からもわかるように,LaTeXでは次のことが自動化されている.