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上の記載の如何にかかわらず,文書中で索引の対象とする項目を\index{..@..}によって指定してあっても,文書の出力には何の影響もない.
したがって,将来索引を必要とする可能性がある場合は当然として,文書処理においては\index{..@..}を検索時のキーワードとして利用できるという利点もあるために,できる限り\index{..@..}を使って索引項目を選び出しておくことを勧める.索引の自動作成を達成するためには,次の手順に従って最低3回のコンパイル作業が必要である. 以下の例では,索引を作成するLaTeXファイル名を report.tex とする.
% jlatex report.texコンパイル(目次 \tableofcontents の挿入するときには,ページ数がずれるので最低2回コンパイル)し, 拡張子 『.idx』の付いた索引情報ファイル report.idx を作成する.
% makeindex ファイル名とする.ここで指定する「ファイル名」とは拡張子 .idxを除いたものである. 今の例では
% makeindex reportとなる.
% jlatex report.texと,LaTEXシステムでコンパイルすると,上で作成したINDファイルを読み込んで,\printindex が記入された位置に索引項目とその出現ページが順に印刷される.
% jlatex report.texと,コンパイルすると目次に索引ページが載る.
索引を作成するためにLaTEXファイルはmakeidxパッケージを使って,次のように書く (表題や目次も出力するようにしている).
\documentclass{jarticle}
\usepackage{makeidx}
\title{タイトル}
\author{著者}
\date{日づけ}
\makeindex
\begin{document}
\maketitle
\tableofcontents
.....
\index}{..@..}で索引語を指定 .....\printindex} ここに索引を出力
\end{document}
|
文書中の索引に載せる項目として指定するには次のコマンドを使う. このインデックス命令は印刷出力には何の影響も与えない.
| \index{索引項目の読み方@索引項目} |
索引項目を指定するコマンド \index{..@..} を使うと,索引として最初に英文字で始まる項目が「アルファベット順」に並び,次いで和文文字で始まる項目が「50音順」に並ぶ. したがって,索引作成のポイントはコマンド \index{..@..} の使い方,とくにその索引項目の読み方の指定にある.
\documentclass{jarticle}
\usepackage{makeidx}
\title{さるかに合戦論考}
\author{芋山柿次郎}
\date{昔むかし}
\makeindex
\begin{document}
\maketitle
\tableofcontents
....
....さるかに合戦
\index{さるかにかつせん@さるかに合戦}に関する多種多彩な側面を深く検討することによって,従来の民話\index{みんわ@民話} 的歴史認識\index{れきしにんしき@歴史認識} から得られないあららしい研究方法の獲得を説明することができる. 例えば,さるが盗んだとされている餅\index{もち@餅} をめぐる考察から当時の農耕社会\index{のうこうしやかい@農耕社会} システムが把握されるのである. 社会問題\index{しやかいもんたい@社会問題} との関連性を説明する餅の領域に`合戦'の影響が見られるという認識は ......... \printindex
\end{document}
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この例では,あえて索引項目を指定するindex{..@..}を行頭に置いている. 索引項目の確認や将来の文書処理の容易さのために,文書の実際の出力には無関係なこれらの記載はできるだけわかりやすく記述しておくためである.
この文書ファイルに対して,以上の索引作成の手続きを経ると文書ファイルの最後に索引ページが出力される.