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Javascriptの変数とコメント

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Javascript変数
コメント
演習

Javascript変数

変数
数の値や文字列を一時的に保管しおくための入れ物に名前をつけて、必要に応じて入れ物の名前によって、箱に入っている値や文字列を参照できる。 この何かを保管するための箱を変数(variable)、その箱の名前を変数名(variable name)と呼ぶ。
変数宣言
値を格納できる箱(変数名で指定される)をプログラム中で使うためには、プログラムの処理に先立って、『これこれの名前は変数を表すのだ』と宣言しておくことが必要である。 これを変数宣言(declaration)という。 Javascriptで変数を使う場合にはあらかじめに予約語 var を使って宣言しておく。 たとえば、変数名 bird, dog, catを使う時には

varで変数を宣言した後にはスクリプト文の区切り記号であるコロン ; がついていることに注意
var word;
var dog;
var cat;

と宣言する。 あるいは、まとめて

var word, dog, cat;

と宣言してもよい。
代入
入れ物に何かの値や文字列を格納することを代入(substitution)という。 代入は次のように記号 = を使って、必ず変数名を左側に、代入する値を右側に書いて行う:
変数に文字列を代入するには、文字列の両側をを2重引用符 " で囲む。 区切り記号 ; も忘れずに!

word ="Hello, World";
dog = 2;
cat = 5;

または、変数を宣言したときに同時に代入してもよい。 変数を宣言して、変数に実際に値を代入することを変数の初期化という。

変数を初期化しないでその値を参照する不具合が起こる

var word ="Hello, World", dog = 2, cat = 5;

重大な注意: 変数の代入で記号 = が使われているが、これを数学の等号と勘違いしてはいけない。あくまでも、右の値を左の変数(名)に格納するという意味である。 従って、次のようなスクリプトはしばしば利用される:

dog = dog + 3;

これは変数 dog(左側)に現在の変数dog(右側)の値(2)に3を加えた値(2+3で5)を代入する、というスクリプトである。
変数名の制限
Javascriptでは、変数名は英字(a〜z, A〜Z)またはアンダーバー( _ )で始まり、英数字またはアンダーバーが続く文字列を使うことができる。 ただし、数字(0〜9)で始まる変数名は許されない。 また、英字の大小文字は区別される。 予約語を変数名とすることはできない。

○ you_and_me
○ _variable
○ a123
○ A123      <- 変数 a123 とは区別
× 123a      <- 数字で始まる
× var       <- 予約語

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コメント(注釈)

Javascript中に、プログラムに関するメモや理解を助けるために、スクリプト処理の対象とならないように特別な書き方がある。 これをコメント(注釈)という。

行末までのコメント //
記号 // を使って、次のように書く。 //以下、行末までがコメントとなる:

var bird = 4;   // 鳥の数を表す変数を4に初期化する
document.write("鳥の数 = ", bird, "羽<br>");   // 鳥の数の表示

複数行にわたるコメント /**/
複数行の文をコメントにするには /**/で文を挟む:

/*
作成日: 2001年5月27日
目的:イベント処理の練習
*/

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演習

  1. 次のHTMLファイル script03.html を用意して、Webブラウザで表示させて、その結果を丁寧に観察せよ:

    <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN"
            "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
    <html lang="ja">
    <head>
    <title>Javascriptの変数</title>
    <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=EUC-JP;">
    </head>
    <body>
    <h1>Javascriptの変数</h1>
    <script type="text/javascript">
    <!--
    // 変数を学ぶスクリプト
    var word = "Hello, World"; // 変数を宣言と同時に初期化している
    var dog = 2;
    var cat = 5;
    var greeting = "How are you?";
    /*
    var word, dog, cat, greeting; // まとめて変数宣言
    word = "Hello, World";
    dog = 2;
    cat = 5;
    greeting = "How are you?";
    */
    
    document.write(word);
    document.write(dog);
    document.write(cat);
    document.write("<hr>");
    document.write(word, "<br>");
    document.write(dog, "<br>");
    document.write(cat, "<br>");
    document.write("<hr>");
    document.write("word =", word, "<br>");
    document.write("dog = ", dog, "<br>");
    document.write("cat = ", cat, "<br>");
    document.write("<hr>");
    dog = dog + 3;
    document.write("dog = ", dog, "<br>");
    document.write("dog + cat = ", dog + cat, "<br>");
    cat = cat + 2 * dog;
    document.write("cat = ", cat, "<br>");
    document.write("word + greeting = ", word + greeting);
    // -->
    </script>
    
    <hr> 
    <address>
    情報太郎 s01987jt@edu.tuis.ac.jp<br>
    東京情報大学 情報システム学科1年
    </address>
    </body>
    </html>
    

  2. 文字列 How tall are you と Bill を2つの適当な名前の文字列変数に格納し、 これを使って、How tall are you, Bill ? を出力する Javascript を含むHTMLファイル var01.html を作成せよ。
  3. 数 2 を適当な変数に格納し、変数の値を2倍して同じ変数に格納し、その値を表示(して改行)するという過程を10回繰り返して書いて、2の2乗、2の3乗、...., 2の11乗を出力するJavascriptを含むHTMLファイル var02.html を書け。

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mizutani@rsch.tuis.ac.jp