ファイルの組織的管理方法総合目次
- ファイルシステム
- ディレクトリ概念
- ファイル操作
- ディレクトリ操作とファイル管理
- ファイル管理の実際
コンピュータネットワーク時代においては大量の情報を収集することは容易である. この情報の大海の中でコンピュータを利用しながら,いかにして必要なデータを取り出し分析・再構成することによって我々の情報を産みだすかが情報処理の課題である. この章で説明される大量のファイル群の組織的管理方法についての技術は,この課題に取り組むための基礎となるものである.
ここでは,コンピュータのファイル管理の基本であるディレクトリやフォルダーの考え方や関連するファイル操作を紹介し,ファイル名のつけかたの実際を説明し, また,パソコンのディスクの利用についての考え方にも言及する.
組織的に情報を蓄積・管理することはデータ整理・検索を始めとするあらゆる形態の情報処理を行うためには欠かすことができない. 特に,情報をいかに蓄積するか,つまり情報の組織的管理をコンピュータ上でどのように実現するかは,コンピュータを利用しておこなうさまざまな処理の出発点となる. このためには,管理対象となるファイルに適切なファイル名を系統的につけることがまず必要である.
コンピュータ利用の最大の利点である再利用の容易さはファイル管理法に依存する. 蓄積された情報の再利用から新しく情報を生み出すことこそコンピュータ利用の成果であるが,ファイル管理のうまい下手が結果的には生成される情報の質を規定しまうことになるのでる.
これらのことは,従来のコンピュータ教育においてはあまり強調されてこなかったことであるが,日常的なファイル管理作業や一見初等的とも思われるファイル命名作業は実はとても大切で本質的であることをここで改めて強調しておく.