2011年1月21日 千葉日報
千葉市芸術文化新人賞奨励賞受賞


本年度の「千葉市芸術文化新人賞」に選ばれたクラシックギター奏者の岡本拓也さん(18)、バイオリニストの山岸努さん(24)らの授賞式が20日、市役所で行われた。
熊谷俊人千葉市長は「これからの時代を担う皆さんに受賞を機に大いに活躍してほしい。市もバックアップしていきたい」と祝辞、受賞者に表彰状を贈った。

クラシックギター奏者では初の受賞となった岡本さんは「いろいろな経験を積んで、聴く人に感動を与えられる個性的な音楽家になりたい」と抱負。
現在、千葉市美浜区の昭和学院秀英高校3年生の岡本さんは卒業後、ウイーン留学を目指すという。山岸さんは母親の秀美さんが授賞式に代理出席した。

同賞は今回から「奨励賞」も創設。第一号の受賞者となった絵本作家の斎藤圭子さん(36)、東京情報大学・映像ゼミナール(伊藤敏朗教授)が出席した。
難民問題を取り上げた斎藤さんの代表作「ほんの少しの勇気から 難民のオレアちゃんが教えてくれたこと」は国連監修。韓国でも翻訳出版されている。
さまざまな映像コンテストで高い評価を得ている同ゼミの栗山淳さん(4年)は「映像メディアを通じてまちづくりに貢献したい」と喜びを語った。

同賞の受賞者は過去8回で計21人。来月2日にはピアノやバイオリン、三味線、サックス奏者など歴代の受賞者たちが出演するイベントが美浜文化ホールで開かれる。