1 映像制作実践の学習目標とルール
A.3つの学習目標
1. 「社会性」の獲得 ・・・社会性のある表現活動をして人間的に成長しよう @社会への公表を前提とし、観客を意識した作品制作を行い、社会の観客からの評価を受け止めよう A自分の思い込みをいかに排除し、自己を客観視することによって成長しよう B社会的倫理に適った、まじめな内容と目的をもったものに、真面目にとりくもう C表現活動を通じて、社会と関わり、社会的マナーと礼節、態度を保持しながら紳士淑女として行動しよう 2.
「プロジェクト遂行能力」の獲得 ・・・計画性と実行力を身につけて仕事のやり方を覚えよう @人・モノ・カネ・時間に関する計画性を身に着けよう A報告・連絡・相談(ホウレンソウ)を励行して、チームとしての力を発揮できるようになろう B無理のない計画に基づく実行力、時間を守り約束を守る習慣を身に着けよう Cプロジェクト学習としての意義を考え、仕事のやり方を覚えよう 3.
「メディアによる表現能力」の獲得 ・・・夢をカタチにする能力を身につけて人生を豊かにしよう @なぜ・どうして?と考える知的好奇心、良いもの・美しいものへの感動、夢を育み努力する喜びを知ろう A自分の夢を他者に伝えるカタチにすることへの科学的で計画的な方法を身につけよう Bメディア表現のための方法、原理や構造を理解して、それを使いこなそう Cこれから接する多くのメディアを深く読み取る力、プロの仕事から学ぶ力を獲得して、楽しもう |
B.3つのルール
1.
定められたルールを遵守する ・・決められたルールに従って皆で気持ちよく使おう @企画書を必ず事前に提出して制作許諾を得てから制作に着手すること Aゼミ室の入室ルールや、夜間・休日使用における大学の定めたルールにのっとって利用すること B機材借用や使用ルールにのっとって使用すること C室内や機材の整理・整頓を励行すること 2.
機材は正しく操作する ・・・たしかな基礎技能を獲得して質の高い表現活動を行おう @必要な機材の正しい接続(マイク、モニター等)による正しい操作をおこなう Aマニュアル操作(フォーカス、ズーム、露出、ホワイトバランスなど)による質の高い映像づくりをおこなう B三脚を使用し、適正な構図、露出による、安定した見やすい映像をつくる C正しい編集機材の設定、使用方法のもとでの使いこなす 3.
社会に公開しフィードバックから学ぶ ・・・ベストな状態で公開し、フィードバックから学ぼう @完成作品は積極的に情宣(ポスター、チラシ等、案内、誘導)して多くの人に見てもらう努力をしよう A作品上映の環境では、ベストの状態で見てもらおう(会場設営、映写・音響環境をベストにする) Bコンテストへの応募による外部評価をもらう、観客からのフィードバック(アンケート等)を得よう C失敗や反省から学ぼう |