映像表現論U演習 2001年度後期創作演習 作品紹介
ウィングプロダクション  作品   

さよならサクラFM




■スタッフ:
  神村尚之
  筧展明
  鈴木篤史
  鈴木孝英
  都築寿文

■キャスト:
  小西なおゆき(深夜番組DJ) -神村尚之
  近藤のりあき(番組音響)-筧展明
  真田あつし(番組アシスタント・ディレクター) -鈴木篤史
  千葉としふみ(番組ディレクター) -都築寿文
  社長秘書・五島商店店長(CMの声)[二役] -鈴木孝英
  社長 -伊藤敏朗(特別出演)
  学生リスナー -小柴喜直
  コールサインアナウンス -高橋可奈子
  『飯島ひとみのHitomi★ミラクル』パーソナリティ -飯島瞳
  塾生 -阿部真哉 池田大 石井完治 石井敏貴 大澤俊 
     平久保田淳 小林哉 斎藤歩 島津良太 鈴木勇人

邦画ヒューマンドラマ『さよなら、サクラFM』 14分28秒

作品の概要: 
 閉局寸前のラジオ局の物語・・・・?

あらすじ・構成等: 
 @ある街に、「サクラFM」というコミュニティFM局がありました。時間は夜中の3時になろうかという時、ラジオでは「ミッドナイトコミュニケーション」という深夜帯の大きな番組をやっていて、その中に「飯島ひとみのHitomi★ミラクル」という番組が流れています。この番組は街では人気があり、聞いている人は意外と多くいました。
 A電気もつけずに暗い廊下を歩く音が聞こえてきます。秘書がいつもよりこんなにも遅い時間まで残っているはずの社長を探しています。探しに行く途中に流れているいつものラジオの音。ある部屋の中からもラジオの音が聞こえてきます。秘書がドアを開けると、そこには座ってラジオを聞く社長がいました。2人はサクラFMが閉局するのを知っていました。しかし、局で働く人達にはまだ知らせていません。そこで、社長が直々伝えることにしました。
 B「ミッドナイト・コミュニケーション」放送中のスタジオ。やる気のないディレクターが雑誌のパズルで遊んでいます。音響とアシスタントディレクター(AD)は放送中のDJの姿を見てやる気が出てきますが、ディレクターにダメ出しされ、静かになってしまいます。ドアの開く音。社長が突然入ってきてスタッフもびっくり。実は社長の顔を知らないスタッフがいるのも事実でした。
 「我がサクラFMは、来週をもって閉局する。」
 社長に聞かされたひとこと。DJはそれを知らず放送を続けます。
 C既に社長は出ていってしまいました。番組が終了。重苦しい雰囲気のスタジオ。DJが出てきて変な雰囲気を読み取ります。DJも誰か入ってきていたことは分かっていたようです。ディレクターは機嫌を損ねてスタジオを後にします。残っている3人は次回の放送で最後になるので、最高の番組にしようと士気を高めます。
 〜そして、1週間〜
 他の番組でも働くスタッフたち。いつもと同じで何かが違う。あっという間に過ぎていきました。
 D …最終日です。DJが最後にスタジオに入ります。
「〜おはようございます。」
 音響とADは明るく返事を返しますが、ディレクターはうなずくだけ。相変わらず雑誌のパズルをやっています。そんな姿にDJは怒り出します。そこでディレクターは、
「使えないお前らとも、今日でおさらばだ!」
ディレクターはADを突き飛ばします。それを聞いたADも珍しく怒ります。それで火がついたのか、ディレクターはスタッフの弱点を揃えて口にします。
 E音響も負けずに言い返したところ・・・ディレクターは番組を放棄して出ていってしまいます。 …静かなスタジオ。時計の音だけが聞こえてきます。本番時間が近づいてきます。3人は最後の番組を、ディレクターなしでやってみせると心を決め、時間通りにスタートさせるのでした。
 〜そ・し・て〜
 作品を見てからのお楽しみです。

作品の見どころなど: 
 キれる俺&篤史の手タレデビュー エンディングの無音ストーリー ・・・って都築さんが言ってました。 あとから撮りなおしたシーンがはっきり分かるところがあるので探してみよう。関西弁を喋る人がヒントです。 映っている時計はあまりこだわらないでください。

作品の苦労点(BY都築): 
 苦労した:音の反響具合などがカットによってまちまちだったので合わせるのが大変でした。

作品の反省点(BY都築): 
 反省した:全ての取り掛かりが遅すぎた。絵コンテ無視でやったのでカットが繋がらないところが・・・

協力: 
 LVT
 Digi-Graph
 総合情報センター
 谷川タクシー
 三上真世