映像表現論U演習 2000年度後期創作演習 製作日誌・指導記録
4班
9月20日
出席 98070, 98139, 98083
報告:人間的な手作りの感覚のある、温かみのあるSF・特撮を作りたいと思う。今回は「怪獣と人間の愛の物語」などのアイデアが出た。
教師より: 何をもってSF/特撮とするか(どんな手法を使うか等)は、あまり気にせず、ストーリーとしての起承転結がきちんとあるものを目指してみてください。アニメをセルにこだわらず、紙に描いてもよし、CG(単にコンピュータで描いた絵という程度の意味)でもよいです。実写の人間とアニメの怪獣というアイデアもありか?でも生身の役者の演技力も楽しみ…。皆さんのキャラクターを存分に生かしてください。
9月27日
出席 98139, 98083, 98150, 98022
報告:(作業報告)各自でストーリーの検討。5人という人数と期間的なことを含め、あまりCGなどや着ぐるみなどはなしで、出来上がる方法を検討していくことにした。(作品のねらいなど)班長が休みのため、話がおもうように進まず、困難を極める。そんな中で怪獣やおもちゃなどを使うストーリーを考えたが、無理らしいのでさらに検討することにした。ただ最終的に「透明人間」の話が良いのでは-との方向で進んでいる。来週までに各自でストーリーを企画してきて、まとめたいと思う。来週の授業の終わりまでにはある程度のあらすじを決めたいと思う。
教師より: 班長さんはご病気でしょうか。心配ですね。休んだぶんの穴埋めはきちっとやって頂くことになると思うと、なおさらお気の毒です。「透明人間」は、最近作も含めて何度か映画になっていますので、いろんな「透明人間モノ」の映画を見て参考にするといいでしょう。東宝の『ガス人間第1号』や『美女と液体人間』などは傑作?です。たとえば『美女と液体人間』のストーリーは→不思議な密室殺人事件が発生し、警視庁の敏腕刑事がのりこんでくる。彼は明晰な頭脳で推理をめぐらし、遂に結論に達して叫ぶ。「この事件は液体人間の仕業に違いない!」。すごい説得力です。
10月4日
出席 98070, 98022
報告:(作業報告)ストーリーを考えた。(作品のねらいなど)幕末、愛し合う2人、しかし突然の女の死。そして時が過ぎ現代。男の生まれ変わりと、女の霊のストーリー。強かった男が生まれ変わったのは駄目男であった。絵コンテ一部提出済。
教師より: 面白い絵コンテが提出されているが、ストーリーはよくわからない。これからに期待しているというほかない。もう少しわかるように報告して欲しいが…。10月11日は、林・宋の両君が大学広報業務の関係で欠席予定なので、この出遅れをスケジュール上どう解決していくか、考えておいてください。
10月11日
出席 98070, 98083, 98150
報告: シナリオを考案、絵コンテを描く。先週の報告内容は変わりない。今日はその後のストーリーの締めを考えた。女は霊にしないで、男と女が同じ学校という設定した。しかし、その二人は昔の事を憶えていない=生まれ変わった二人の話にしたい。
教師より: SF特撮だからといって、特殊効果を使わなければならないというものではない。特撮のない短いドラマでも、気の利いた話なら、実写だけで上手い見せ方ができるだろう。ただ長編と違って、短い話では、それなりのヒネリやオチが必要なものだ。なにか手本になる話を奪胎しても良いだろう。今が生みの苦しみの時。いつものことではあるが。
10月18日
出席 98070, 98083, 98150
報告: シナリオほぼ完成。細かい説明ショットは絵コンテに随時補足予定。衣装の着物、草履、刀は下見完了。足りないのはお面(着ぐるみ)だけだ。撮影(クランクイン)は当分、延ばそうかと思っている。人を5〜6人借りたいので、他の班の人と予定を聞いて進めていこうと思っている。
教師より: メンバーに欠席者の多いなかで、班長さんが苦労されている様子はよくわかります。ただ、他班の都合を待ってクランクインを伸ばしている間は、何をやるのかという問題が出てくるでしょう。他班の協力を仰ぐことは無論構わないし、教師からも応援しますが、授業時間中での撮影となると他班もなかなか時間の余裕がない筈なので、実際はなかなか難しいのでは?カットの順番に撮っていくだけではない筈だから、自分の班のメンバーだけで撮れるシーンからまずクランクインして欲しいと思います。
10月25日
出席 98070, 98083, 98150, 98022
報告: シナリオを見直し中。メンバーがそろわず、映画研究に時間を使った。
教師より: いまだクランクインできていない唯一の班になってしまった。これまでの穴埋めのためにも、授業時間以外にきちんと相談する時間を持って、とにかくシナリオを仕上げよう。今回のような授業時間の過ごし方が続くようだと、ちょっとまずい。
11月1日
出席 98070, 98139, 98150, 98022
報告: 実写版ドラエモンを考えた。来週まで本当にできるか熟考してみる。
教師より: いまだクランクインできていないのが気の毒でならない。授業時間以外にきちんと相談する時間を持てているでしょうか?シナリオができないことには前へ進めない。熟考の結果をお報せください。
11月8日
出席 98070, 98022, 98139, 98150, 98083
報告: (報告書提出なし。)教師より: こちらで報告書を紛失したのか?いや、本当に未提出なのか?ちゃんと来てミーティングしていたことは知っているが、このままだと全員欠席扱いになってしまうので、今週、2週分をまとめて報告書を提出してください。翔風祭も済んだ。しゃんとせんか!
11月15日
出席 98070, 98022, 98139, 98150, 98083
報告: 今日は撮影を行った。天候が悪くて苦戦した。4〜5カット撮って今日は終わり。
教師より: 実写ドラエモンはうまくできていた。微笑ましくて楽しい作品になることを期待したい。編集機ですが、4号機は11班にすでに貸してしまい、11号機は不調ですので、。12号機をお使いください。
11月22日
出席 98070, 98022, 98139, 98083
報告: 今日は撮影を行った。天候良し。数カット撮った。班長、突然の出演が決まり大ハッスル。今日は班長が遅刻したため、苦労した。今後、班長の遅刻はやめてもらいたいと思う。(協力者である)坂本君がやっと(なにかの難問を)つきぬけたそうで、その坂本家で撮影の予定。
教師より: よくわかりませんが、坂本君はよかったですね。ご自宅を撮影にご提供くださるとのことで、ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。他班にはかなりの遅れをとっているので、これから皆で頑張って挽回を図ってください。できるだけ、班メンバー皆で協力してくださいね。
11月29日
出席 98070, 98022, 98139, 98150, 98083
報告: 撮影を行った。ブルーバックに挑戦。あくまでも練習。
教師より: 遅刻の非難合戦にならないことを切に祈っています。編集中のCGと爆発の合成はお見事。主役の2人を木陰から見守る姿も印象的で良かった。とにかく撮らないことには始まらない。頑張ってください。
12月6日
出席 98070, 98022, 98139, 98150, 98083
報告: 今日はブルーバックを背景にして、合成シーンを撮った。動画にするか静止画にするかは未定。良いペースだと思う。
教師より: ようやく動き出した感がありますね。小道具など、もっと早く来て用意すれば、時間の節約になるのですが。後片付けも最後までやること。夜はロケに出かけたとのことで、これで一気に挽回できることを祈ってます。
12月20日
出席 98070, 98022, 98150, 98083
報告: 今日はアフレコのみ。あと1日撮影すれば素材は全てそろう。合成シーンは自宅作業。必ず完成させます。
教師より: 立ち上がりの鈍さからすると、現状での追い上げは立派なものと言えるでしょうね。とはいえ、全体的にもう少しテンポ良くしていく必要もあるような気がしますけれど―。例えば、鍵穴を覗くと風景が見えるというシーンは本当に必要か?未来の男達との喧嘩の音は字幕でなく効果音が欲しいところ。せっかくの感動作なのだから、もう一息二息頑張ろう。
2001年1月10日
出席 98070, 98139, 98022, 98150, 98083
報告: 撮影を行った。
教師より: これで撮影完了したということでしょうか。ここまできたら、最後まできっちり粘って、良い作品にして下さい。