映像表現論U演習 2000年度後期創作演習 製作日誌・指導記録


1班


9月20日

出席 98119, 98074, 98043, 98045 
報告:  KはKOREA、CはCHINAを意味するプロダクション名を決定。@料理番組-韓国と中国の料理の紹介。A東京情報大学の留学生-本学の留学生たちの大学生活。の2本を製作する。
教師より: @の番組では、a)出来上がった料理を学内に持ってきて撮る、b)料理を作るところを学内で撮る、c)どこかの料理店に行って撮らせてもらう―などの方法があると思います。具体的に検討してみて下さい。スタジオの中で実際に料理を作る様子を撮影するのであれば、調理器具などの問題について、十分な準備をしましょう。A留学生たちの大学生活の様子や、率直な意見・感想などが、うまくまとまると素晴らしいと思います。他学科の留学生の友人達にも登場してもらうといいと思います。


9月27日

出席 98119, 98074, 98043, 98045 
報告:  (作業報告)先週話し合った番組作りについて、何を撮るかを決めた。そして、そのタイトルについて、どういう風に製作するかを検討し、内容を決めた。(作品のねらいなど)先週決めた2本の番組制作(「料理番組」「留学生」)のうち、とりあえず「東京情報大学の留学生」―本学の留学生たちの大学生活を撮ることにした。わが大学の創立以来の留学生の在学の歴史、留学生たちの履歴などを紹介しながら、留学生の大学生活の様子と活動を撮る。その内容は、はじめにコメントを入れ、学校創立以来の留学生の在学データを紹介し、次に留学生が授業の中で勉強している様子や、学園祭、バス旅行などの留学生活動など、日本の学生や先生と交流している様子などを撮って、最後に各国からきた留学生とのインタビューなどを撮って留学生たちの楽しい大学生活を、みなさんに紹介して、応援してもらいたいことです。
教師より: テーマやねらい、何をどう撮るかということが、かなりハッキリしてきたので、大変良いと思います。留学生から見た場合の日本人学生や、この大学について、おかしいところ、良くないと思うところなども率直に発言してもらって良いと思います。材料はかなり豊富にできると思いますが、長くても15分以内にはまとまるようにして下さい。きっと、中身の濃いものができます。


10月4日

出席 98119, 98074, 98043
報告:  (作業報告)番組作りの流れを決め、そのコンテを書き入れる。(作品のねらいなど)来週から今日決めたコンテどおり作業に入ることにした。一応、順番に流れを決めたが思ったとおり、よくできるかどうか、心配。とにかく頑張っていくつもりです。絵コンテ提出済。提出絵コンテより(伊藤要約):タイトル-大学施設等-本学の歴史と留学生の在籍状況・歴史等のデータの紹介-留学生のキャンパスライフ紹介-留学生ルーム-留学生バス旅行-翔風祭-各国からの留学生へのインタビュー-日本人学生へのインタビュー-教員へのインタビュー-制作スタッフ各人の感想。
教師より: 絵コンテもでき、いつでも撮影開始できる状態になった。全部を一気に撮ってしまうのではなく、一度短いインタビューをしてみて、編集を少しやってみよう。そうして、カメラアングルや録音の仕方などを十分に練習してから、どんどんインタビューしていきましょう。


10月11日

出席 98119, 98074, 98043, 98045 
報告:  うちの班の撮影方針としてはコメントを入れながら、撮影していきたい。だからコメントが一番大事だと思う。今回の授業ではコメントを決めて、来週から本番の撮影に入りたいと思う。コメントは先生にもチェックして頂きます。
教師より: よろこんでコメントのチェックをさせてもらいます。ただ、あまり日本語の使い方には神経質にならなくても良ろしい。言いたいことを率直に表現してください。テスト撮影と編集の練習は必ず踏まえてから本番のこと。また、インタビューではきちんとマイクを使うようにしましょう。


10月18日

出席 98119, 98074, 98043, 98045 
報告:  今日は本番の撮影のテストをしました。また留学生に関するデータなどを検討しました。
教師より: カメラを揺らさずに移動撮影をしたいということだったので、ステディカムを紹介。バランスのとり方などなは、かなり熟練を要するものなので、何度もテストして、最適の状態を探ってみて欲しい。良い映像が撮れることを期待します。しかし、カメラが正門から移動して入ってくる映像を使うのは、時間的に長すぎる可能性があると思います。撮ってみた後で検討してみて下さい。


10月25日

出席 98119, 98074, 98043, 98045 
報告:  今日はパソコン室と図書館で勉強している様子を実施に撮影して、その撮った映像に対して検討しましたが、無理ない結果で今日の撮影を終わりました。編集する場面をよく考えて撮りましたがより楽しく面白く撮ろうと思います。また今度撮る場面に関して話し合いました。
教師より: 撮影済テープを拝見したが、真面目に撮っていて好感が持てる。カメラワークについていえば、移動撮影やパン・ズームは少し多すぎるように思う。例えば演習室でパソコンを使っているシーンでは、人物のアップからズームバックして教室全体へと(またはその逆)1カットで撮っているが、フィックスのロングとアップの2カットで撮れば十分説明できるし、その方が良い。基本はフィックスだということをよく理解しておいてほしい。ねらいはよくわかるので、この調子でがんばってください。


11月1日

出席 98119, 98074, 98043, 98045 
報告:  今日は外の撮影だったが、天気が悪くて撮れなかった。で、今まで撮った映像を繰り返して見て、よく撮れる撮影法について話し合って、またこれから撮る場面をコンテどおりに、どういう風にうまく撮るか意見交換した。人数が少ないので、できるだけ欠席しないようにして、計画どおりに行おうと話し合った。みんな忙しいところで、できるだけ与えられた時間に頑張って良い作品を作りたいと思います。
教師より: 学内でのイベントや留学生バス旅行などの機会を生かして、精力的に活動しており、よく頑張っていると思う。最初に描いた絵コンテで必要と決めたシーンは丹念に撮っていこう。とはいえ、編集段階では、最初の絵コンテに縛られることなく、自由に構成を考えよう。編集しながら作っていくのも、とても良いことです。


11月8日

出席 98119, 98074, 98043, 98045 
報告:  今日はとてもいい天気で、大学の正門、学園内の風景を撮影しました。やはり撮影というのは、撮れば撮るほど少しずつわかってくるもんで、多様な角度で繰り返して撮るのが重要ではないかなと思います。
教師より: その通りです。カメラが上手になるには、とにかく場数を踏むこと=たくさん経験を積むこと=が大事なのです。イベント等を活発に取材している様子なので、楽しみにしています。


11月15日

出席 98119, 98074, 98043, 98045 
報告:  今日は前に撮影したものを編集して見ました。また、残った部分はインタビューと食堂と授業の様子が、これからどうやって撮影していくか、皆で相談しました。
教師より: 撮影も編集も順調なようですね。材料もだいぶ貯まってきました。絶対に欠かせないのはインタビューでしょうから、そろそろ撮ってしまいましょう。残った時間のことを考えながら進めましょう。


11月22日

出席 98119, 98074, 98043, 98045 
報告:  今日は留学生と日本の学生へのインタビューを撮影した。真剣にインタビューをやって頂いて、ありがたいと思っております。
教師より: インタビューの際にも常に照明をきちんとあてて、良い映像を撮ろうとしている姿はとても良い。もっとも、あまり真正面から照明を当てると、影がどぎつくなるので、適度に間接的な照明方法も用いることにしましょう。インタビューでは、皆協力してくれると思いますが、なにか手伝うことがあれば、申し出てください。

11月29日

出席 98119, 98074, 98043, 98045 
報告:  今日は小町先生のインタビューを撮影しました。来週は伊藤先生にインタビューしたいと思いますが、よろしくお願いします。
教師より: 承知しました。よろこんでご協力させていただきます。ただ、ほかの班の様子も見ないとならないので、ずっとおつきあいするのは無理ですから、カメラの用意が出来たところでお呼び下さい。


12月6日

出席 98119, 98045 
報告:  今日は伊藤先生と日本人の学生とのインタビューを撮影しました。みなさんおご協力で思った以上に撮れてありがたいと思います。今までほとんど撮影中心にやって来ましたが、来週からは編集も兼ねてやっていきたいと思います。
教師より: インタビューされる側の立場から見ても、よく撮っていたと思います。かなり収録素材が増えたことと思いますが、編集では思い切って捨てていくことを心がけましょう。その一方で、編集してみると足りない映像にも気がつくはずです。仕上がりは何とか10分以内を心がけよう。


12月20日

出席 98119, 98045, 98074
報告:  今日は編集し始めたが思ったとおりになかなか上手くできなかった。今後あまり時間がないので、終わりまで頑張りたいと思います。
教師より: 編集したところまで拝見しましたが、上手くないどころか、たいへん的確に構成されていて、素晴らしいと思いましたよ。自信を持ってください。素晴らしい作品になると思います。やはり撮影をしっかりとやっているので、編集した作品も良くできています。(ただ、学生課員へのインタビューのところのフリッカー(画面のチラツキ)が残念。私から頼んであげますから、もう一度撮り直しをしませんか?)インタビューはどうしても長くなりがちですが、質問は字幕にして、答えのポイントだけを使うなどすれば、ずっと短くテンポの良い編集になります。インタビューした人に遠慮せず、どんどんカットしましょう。わからないところや迷うところがあればいつでも相談して下さい。


2001年1月10日

出席 98119, 98043, 98045, 98074
報告:  今日も編集のつづきをやったけれど、まだ足りない部分が多く、なかなか編集の難しささが分かりました。何かあったら先生に手伝っていただきたいんですが、よろしくお願いします。
教師より: 編集してみると、不足しているところや、余計なところにたくさん気がつくと思います。全体の長さを15分程度に抑えるという目標のもとに、まず、とにかく短くすることを考えてください。 せっかくいい素材があるのですから、頑張りましょう。いつでもお手伝いします。