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スタッフは全員学生

東京情報大生 高校生と『情報大ステーション』 


学生キャスターと高校生リポーターによるスタジオ収録風景=千葉市若葉区で

 東京情報大学(千葉市若葉区)の学生と高校生が協力し、イベントや公共施設などを紹介するテレビ番組「情報大ステーション」が、ちばテレビで放送されている。キャスターやカメラマンをはじめ、番組はすべて学生たちの手作り。担当する同大の伊藤敏朗講師(47)は「作り手側になることで、メディアの裏側を考えるきっかけになれば」としている。 (井上 仁)

 「はい、オッケー」。同大四年でプロデューサー担当の大沢俊平さん(22)の声に続き、「お疲れさま」と拍手がわいた。この日は、事前に行った現場リポートに合わせるスタジオ収録。出演者の言葉遣いやカメラワークにこだわり、十五分間の番組作りに約二時間かかった。

 番組制作は同大の授業の一環で七月から始まった。映像メディア専攻の学生約三十人が企画や撮影、編集を担当する。同大の授業に参加している四街道北や佐倉南、東金商など七高校の生徒もリポーターを務める。

 コンセプトは「見終わってハッピーになる番組」(伊藤講師)。県内にある博物館や美術館の紹介のほか、千葉都市モノレールの整備工場など、普段は見られない「裏側」も紹介する。「公共施設というとつまらないものと思われがちだが、のぞいてみると意外に面白い」とスタッフ。番組を見た学生から「デートコースにいいかも」と、身近な施設を見直す声もあったという。

 ほかにも、同大教授で自然環境を研究するケビン・ショートさんと里山を探検したり、大道芸人に密着したり。幕張メッセのフリーマーケットでは、インタビューしつつも値切りながら買い物したりと、楽しんでいる様子が伝わってくる。

 川から見た街並みの取材なのに、船に飛び込んできた魚を撮り続けたり、博物館の職員に教わったベーゴマで遊び始めてしまったり、取材そっちのけになることもあるが、伊藤講師は「突拍子もないことを始める目の付け所が新鮮」と話す。

 ただ、一般放送されるとあって“質”も問われる。大沢さんは「放送に堪え得る番組作りは大変で、手探りでやってきた」と話す。ちょっとした画面の揺れや音声の乱れ、言葉遣いやアクセントにも細心の注意を払う。

 時には「撮らないで」と嫌がられたり、子ども相手に収拾がつかなくなる場面も。しかし「コミュニケーションの仕方や取材先との交渉など、技術以外にも学ぶことは多い」と伊藤講師。

 ちばテレビ側の評価も「とてもまじめに作っている」とまずまず。紹介した施設について問い合わせもあるという。

 こうした番組が一般向けの地上波で毎週放送されることは国内では過去に例がないといい、伊藤講師は「いずれ『学生制作の番組が始まった年』とメディア史に残る」と胸を張る。

 大沢さんは「本当は映画を撮りたいとか希望はいろいろだが、皆で作り上げる達成感を感じられれば」。四街道北高三年の和泉奈々さん(18)は「普段は見られない場所を取材したり、大学生の皆さんと接するのも楽しい」と笑顔で話した。放送は十二月二十四日までの毎週金曜日、午後十時四十五分から。





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