2003年度作品
  制作:a hideki kawaguchi film 配給:Imaginative Technology Office 
 

Saku-ra


上映時間 8分  ジャンル 青春ドラマ


『Saku-ra』

<スタッフ>
原作 真田知幸
脚本・監督・撮影・編集 川口日出樹
撮影助手 伊藤圭祐,塩澤浩介,神崎宏明,平山勝利
音声 渡邊匡崇
音声助手 岡田麻里
特機 増田有記
車輌 鈴木勇人
協力 岡崎友美
音楽 伊藤一樹
助監督 渡邊匡崇

<キャスト>
ユウスケ 鈴木佑典
ケイコ 益田奈央子
ナカムラ 島津良太
学生 伊藤圭祐,神崎宏明,増田有記,塩澤浩介,岡田麻里

<作品紹介>
 8月の終わり。主人公の大学生ユウスケは夏休みにも関わらず、大学のキャンパスに向かう。向かう先は学内の学生会館のラウンジ。ユウスケはこのラウンジでの読書が日課である。 ラウンジから見える風景は、単なる日常に過ぎない。しかしその日常の中から夏から秋への移り変わりを把握することによって、ある種の焦燥感、憂鬱、心機一転、哀愁を体全体で「実感」する。  そのような「実感」を何気に楽しんでいたその時、不意に見覚えがある女性を目の当たりにする。それはかつて恋心を抱いていたケイコに酷似している女性だった。その女性を目の当たりにした瞬間、ユウスケはケイコに関する複雑な想い出を引き出すのだった。  誰もが心の奥に潜んでいる「青春は、必ずしも全てが奇麗事でない」という想いを、映像として表現した青春ドラマ。

<監督コメント>
 人は、誰もが良い想い出だけを青春にしたがるものです。  人は何故か、悪い想い出を奇麗事として、心の中を整理整頓してしまいます。  それを、青春としてしまいます。
 そんな複雑に絡まった「想い」をドラマにしてみました。  人によってはこのドラマを見た後、嫌悪感で一杯になるかもしれません。  それでも全てリアルな現実として見つめたいのです。
 なるべく心の気持ちをリアルに映したく、映像の美しさには自分の持てる限界までこだわりました。  一人の「人間」として、純粋な気持ちで、このドラマを作りました。
   この映画を観て、視聴者の皆様に少しでも何かを感じ取って頂けたのなら、私の次への制作意欲のモチベーションとなる事でしょう。



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