2000年11月11日(土)・12日(日)東京情報大学 翔風祭
伊藤敏朗ゼミナール・映画研究部 共催 第1回
本日は、伊藤ゼミ・映画研究部共催の“第1回情報大映画祭”においで下さり、ありがとうございます。私たちは、映像メディア・リテラシー教育の一環として、ドラマを主軸とする映像創作を研究テーマの一つにしております。成果のほどを、じっくりご鑑賞ください。
●伊藤ゼミ作品
佐藤陽弐監督作品 『青春メンズワールド』 30分
房総の漁村で成長した高校生達の、友情・対立・恋などを、笑いと涙で描く痛快青春劇。その輝きの素晴らしさと、過ぎ行く時の切なさを、美しい映像で謳いあげた感動作です。本年の夏合宿で千葉県富浦町にロケし、過去の回想シーンを撮影。その後に現代シーンを加えて、30分の本格的な青春ドラマとして完成しました。出演者たちの渾身の演技に、どうぞたっぷり笑って、そして少し泣いてください。
出演/山崎洋介・佐藤陽弐・坂本竜士・宮谷哲朗・秋山素子・高橋里枝・田嶋貴・齋藤博美・伊藤敏朗 監督/佐藤陽弐 監修/伊藤敏朗
齋藤博美ほか監督作品 『まっ赤なトマトになっちまえ』 15分
夏休みを利用して半島にキャンプ場にやってきた若い男女7人。しかし、一人また一人と謎の死を遂げていく。残る者は恐怖に震えながら、サバイバルのための戦いへと立ち向かうのだった。本年の夏合宿で、大房岬の美しい自然景観や、旧日本軍の要塞跡にロケし、怪奇と戦慄の一大サスペンスとして完成しました。クライマックスシーンでは、ゼミ全員で取り組んだ夜間照明が劇的な効果を発揮しているのも見どころです。スリルとスペクタクル、息もつかせぬ展開をお楽しみください。
製作・演出・出演/齋藤博美・田嶋貴・塩田陽介・関根陽介・秋山素子・高橋里枝・千陽裕美子。
佐藤陽弐監督作品 『the Forest』 9分
6月のプレ合宿に追加ロケも敢行して製作された本作は、佐倉草笛の丘公園内の深い森の中で製作された“不条理心理劇”ともいうべきユニークな意欲作です。森の中を大切なカバンを抱えて逃げる一人の男と、彼を追う2人の男。逃げたい現実と見えない真理、友情という名の鎖。複雑で深遠な主題を、シャープなアクションと卓越した編集技術で見事に映像化されています。
出演/山崎洋介・佐藤陽弐・坂本竜士・宮谷哲朗 監督/佐藤陽弐
秋山素子監督作品 『伊藤ゼミ超プレ合宿』 5分
伊藤ゼミ初の合宿であった6月のプレ合宿の記録ビデオを、秋山監督の独特のセンスとリズムで、大胆かつ笑撃的に編集構成した傑作クリップです。伊藤ゼミの個性あふれるメンメンの素顔と、苦しくも楽しいゼミ活動の模様をご覧ください。
製作/秋山素子・高橋里枝・千陽裕美子 監督/秋山素子
● 映画研究部作品
『尾瀬』仮面を外して友情を深めようという、爽やかで少し社会性もあるテーマの好短編。
『Stick Out』 絶対に映像化不可能と言われた“モグラ男”の生態をアニメで捉えた。
『河童』房総の海岸に上陸した河童と人間の少年の心温まる交流。しかし別れの時が迫る。
『Tebasaki』心の垢の象徴として登場する醜い肉片が、夜明けの街で美しく輝く時。
『蛙の夢』蛙は少女の夢を見る。そして剣をとって悪の大魔王に挑戦したのだが…。
『劇的』日常生活の劇的なるものと非劇的なるものとの乖離と触発に小さな光を見出す。
● 小町ゼミ 個人作品(習作)
『幕張撮影日記』渡邉将成
/ 『翔風祭の裏方たち』石川友慈 /『学祭の準備』森田啓吾
/『水戸 大好き!』石川友慈 /『私の町 鴨川』齋藤茜 /『かもがわ小旅行』喜々津愛
/『岡山後楽園』原哲哉 /『「さいたま新都心」を行く』井口幸
/『Who is God?(デモ)』佐藤裕介 /『世界の縮小版 ワールドスクエア』金 植
/『おばさんたちの旅 富士・白糸』朴完
● 映像表現論U演習:2000年度 映像表現論U演習課題作品より
『ある日の田中』平凡を自認する田中だが、周囲の友人達は放っておいてはくれない。
『雪の介無頼伝』 千葉無宿を流離う凄腕の浪人、山崎雪ノ介が斬りまくる明朗大活劇。
● メディア社会実習
情報文化学科 2000年度 メディア社会実習(3年次履修)の実習報告会(10月10日開催)において、ビデオレポートを行ったグループ(千葉テレビ・放送大学・千葉日報・浦安ケーブルテレビ・TBS・千葉ケーブルテレビ)のビデオ作品です。
● 招待上映
東京農業大学農友会視聴覚部提供
竹内亮太監督作品『ぬるりどろり』 27分
○ 総合情報センター棟において上映会を開催しております。大スクリーンでご鑑賞ください。
Exhibition会場:総合情報センター メディア・サブ・ホール
11日(土) 15:00〜18:00
12日(日) 10:00〜11:00 / 14:00〜17:00